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綺麗のミカタ

美容と経営

これからの美容室で生き残るには独自のブランディングが大切

更新日:

こんにちは村瀬です。

最近の美容室はもう飽和状態でコンビニの数より多いと言われています。現在の美容院の数は23万件を超えコンビニの件数の約4.5倍ほどになります

つまりコンビニが一軒あったら美容室は4~5件周りにあるという事になりますそれだけ美容院が多いわけですから当然集客も激化している状態です。

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現在の美容室展開と戦略

これからの美容院のスタイルは独自化です他の美容室でやっていない事をやる、どこにもないサービスを提供するもしくはどこよりも安くするという事が挙げられます。

低価格展開で時間単価UP

安くするという事では大手サロンが全国に展開されていて低価格サロンは
美容院も成功していると言えるでしょう。

よく低価格サロンは質が悪いと認識されていますがそんなことはありません。美容師のスキルは完全にやった人数事にレベルが上がっていくので低価格サロンで働いている美容師さんは1日数百人のお客様を担当しているのでそれだけ技術力があります。

しかしカットする時間やカラーをする時間が極端に短いのでデザインをする時間が大幅になくなりすべてのお客様が満足とは限りませんが簡単な技術ならば十分満足できるサロンだと思います。

経営といった面では低価格でお客様を施術するといった中で安売りに感じれますが実は低価格ではなく高価格と言う戦略です。

通常であればカットは全国平均で4000円前後で時間は30分~1時間

=1分で67円~133円です

低価格サロンはカット1000円で時間は5分~10分

=1分で100円~200円です

こうやって生産性を比べると低価格サロンの方が高価格になり、集客面で考えてもかなり成功していると言っても良いでしょう。

そして、安い・早い・うまいというお客様からのニーズが近年では非常に顧客に受けている展開だと思います

どこの美容院でもやってない特殊技術展開

そして、どこにもやっていない技術の提供するという事ではいち早くトレンドデザインを打ち出したり、新しい技術に積極的に取り入れるというスタイルです。

例を挙げますと私が美容を始めた頃では縮毛矯正が県内ではあまりやっていなく私が勤めていた美容院では1日に何十人ものお客様が来店されていました。

そして縮毛矯正がどこでもできるようになってから縮毛矯正のお客様が激減しました。

次に展開したサービスが1時間30分で出来る縮毛矯正を打ち出しました。これも当時ではやっているサロンも珍しく1日に30人ほど縮毛矯正を施術していました。

所が今度はその技術も普通になって今度はまた新しい技術の導入…といったように常に新し技術を模索していかなければなりませんでした。

当然このような状態が続くお客様への信用問題にも響いて来ます。前回の技術が良かったからリピートされているお客様に新しい技術を提供しても目的目的が違うからです。

常に新しい技術を提供し続けるにはお客様との信用を無くすというリスクも存在します。

特許技術を売りにしていたり誰にもまねできない技術で展開しているサロンが伸びてくる時代になって来ています。

全て同じ所でできる大型店舗展開(トータルビューティー)

今流行りのトータルビューティーです。美容に関するサービスを1店舗で受けられる大型店展開です。

最近ではエステ、マッサージ、インナービューティーといった様々なサービスを受けれる美容室がどんどん展開してきています。これもお客様からも利便性があり他の店舗に出向いてサービスを受ける必要がなく1日でやりたい事を全部できる店舗展開です。

こういった大型展開は個人のサロンでは難しく資金力、従業員数などさまざまな問題をクリアしないといけないので差別化と言う意味ではすごく有効な手段だと思います。そしてトータルビューティーを展開するもう一つの利点として、年々減少している美容師免許取得者の確保をしなくても良いという点です。

現在では美容院の数がどんどん多くなっているのに美容学生は年々減少しています。

全国の美容院でも従業員確保も非常に難しくなっていると思います。しかしトータールビューティー展開をすると美容免許がいらない部門で活躍できるスタッフを確保でき様々なサービス提供できるといったこともあり大型店ではトータルビューティーと言う展開にシフトしています。

これからの美容は誰にもマネ出来ない独自化

自分

今までは様々な独自サービス、独自技術などのお話をしてきましたが本題に入っていきましょう、これからの美容院で生き残っていくには自分をブランド化していく事です。

自分という人間は誰にもまねできない最大の独自化です。
これ以上の独自化は絶対にありません。新しい技術・どこにも負けない技術も大切ですが、それを提供するスタッフがどんなスタッフなのかが重要になってきます。自分と言うブランドこそが誰にもまねできない独自化だという事そしてそれを表に出していく事が大切なのです。

自分のブランディングの前にしっておく事

自分

最大の独自化は自分という人間のブランディンクです。
それにはまず自分を知らなければいけません。自分を知るにはいろいろな手法がありますが私は専門家ではないのでうまく語れません。

大切な事は自分がどんな人間なのか見つめ直す事+なりたい自分をミックスさせればよいのです。

私が勉強させてもらった方はセルフブランディングという仕事をされていて様々なメディアで活躍されている方で本当に尊敬をしています。

私はセルフブランディングしていく中でやっていたことは

己を知る

なりたい自分をイメージする

だけです、他にもたくさんやった事はありますが大きく分けて2つです。

己を知るという所は本当に難しく自分が生まれてから現在までの生い立ちを整理していきます。

そして、整理した中から自分が今やっている仕事や趣味などを見つめなおしていきます。

見つめなおしたらどうしてそう思ったのか、その時どんな気持ちだったのかをどんどん掘り下げて自分がどんな人間なのかを明確に整理して見つめなおしていきます。

そうした中で自分が見えてきて誰にも負けない武器(ブランド)が見つかっていきます。その武器(ブランド)を見つけたら今度はなりたいイメージをどんどん形にしていくのです。

自分のなりたいイメージは自由で良い

なりたいイメージは自由で良いのです。イメージの中では自分は何でもできスーパーマンなのです。

しかし誰もがスーパーマンになれる訳ではありませんそれは心のブレーキが邪魔をするからです。

これを外す事はかなり時間を要します。簡単にできるのが『自分はできる』とか『自分はスーパーマンだ』とか声に出していく事が有名ですがそれでも心のブレーキは外れません。
そうです、この心のブレーキとは潜在意識です。

この潜在意識をコントロールするのには本当に難しく時間のかかる事ですが簡単に外す方法はいくつかあります。

簡単な方法は専門の方と毎週お話するという事です。そして難しい方法は自分で何とかする方法です。私はどちらかと言うと時間はかかりますが後者の方が一生の武器になると思います。人間は教えてもらった事は忘れてしまうけど苦労した事は忘れないからです。

自分が初めて自転車に乗れた事に例えるわかりやすいですね。

親にどれだけ教えてもらってもそんなに簡単には乗れません。しかし痛い思いをして何度も何度も繰り返し失敗して乗れるようになった自転車は何十年経っても体に染みついて忘れないからです。

とはいっても全くやり方もどうしたらいいのかも分からないと思いますので少しだけ本で学んだり講習会に出向いたりすると有効的だと思います。

やり方は十人十色で自由で良い

やはり人間ですから十人十色人それぞれなので誰かが教えてくれた講習会や本が必ずしも自分に当てはまるのかと言うとそうではありません。

かといってネットで調べても答えはどこにもありません、あるのはヒントだけです。それを自分なりにつなぎ合わせる事で初めて自分のオリジナルのやり方が生まれ実るのです。

そのためには多くの本を読み、たくさんの情報を収集しましょう。

私のブランディング

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以前の私はサロン専属の講師という仕事をしており様々な技術や接客、電話マナーを勉強して勤めていたサロンの若手スタイリストに教えていました。

この時の私のイメージ像は一言でいえば『鬼教官』です。

よく人は褒めて育てると言いますが私は褒めて育てる教育も間違っていないと思います。現に我が息子は褒めて育てています。

しかし、私がなぜ『鬼教官』だったかと言いますと、愛のムチです。技術を教える時の厳しさは本当に一級品だったと思います。

でも、そうやって育てた子が実際に技術者としてデビューをし私の元を卒業するときには毎回ケーキやプリンといった甘いご褒美を用意して一応『あめとむち』をするわけです。

『鬼教官』は当然理解できなく不快に思うスタッフや陰口を言うスタッフもいたと思いますが私は立派に育てるという事にプロとしてやっていましたのでそんな事にはめげないで仕事をしていました。

『鬼教官』の豆腐並のメンタル

私のメンタルは豆腐並のメンタル、スタッフに厳しくすればするほど自分がやっている事が間違っているのかな?今日は厳しくしすぎた…といった事で精神的に侵されていきました。仕事が終わると疲れと精神的な辛さでいつしかほとんど眠れない時期がありました。

そんな私を支えてくれたのは奥様で毎日何も言わずお弁当や夜ご飯を作ってくれ仕事での悩みを本当によく聞いてくれました。

こういった心の支えになる人と一緒になれたので私は何度も奥様に助けられていました。

普通だったら同僚や友人などに相談するべきかもしれませんが弱い自分を外に出すのは私のプライドが許しませんでしたから奥様に相談する事がほとんどでした。

そんな感じで私は10年近く『鬼教官』を演じてきましたが立派に何名ものスタッフをスタイリストに育てあげ今でも立派に働いているので今でこそ私は『鬼教官』でよかったなと思っています。

これからの私のブランディング

ちょっと遠回りしましたが今の私のブランディングはイクメンではなく誰からも愛される美容師がメインテーマです。誰にでもというのは老若男女すべての人です。

私が本当にお客様に提供していきたい事は美を通して心から豊かになってほしいという事です、綺麗になる事はもちろん美を通してすべてのお客様と人生のパートナーになるという事です

産まれて~死ぬまで様々なイベントがあります、七五三・卒園式・卒業式・成人式・結婚などなど人生の中で美容は避けて通れない道ですが私はすべてのお客様と人生の節目節目で美を通してお客様の幸せをサポ―トしていきたいと思っています。

アメリカでの美容師さんは医者や弁護士といった職種に並ぶほど地位の高い職種で良い美容師さんに出会うと幸せになれるというほど地位の高い職業です。 なぜなら自分と言う人間を一生プロデュースしてくれるからです。もちろんアメリカだけでなく多くの国では美容師と言う職業は非常に高い地位にあります。

お客様が美容を通して明るく

最近こんなお客様が来店されました。前回美容院に行って6ヵ月ほど経過しているお客様です、私が担当して早い物でココ半年で4回来店していただきました。

始めの頃は暗い顔をして、いろいろな悩みを抱えている方で始めの頃はあまり会話もなく暗い感じの方でした。そして初めて来店されて3ヵ月後に2回目の来店がありました、2回目の来店ではお姉さまをご紹介して頂き私1人で2人を担当しましたので少し時間はかかりましたがお二人とも満足していただきました。

3回目の来店は2回目から2ヵ月後でした、来店していただく期間が短くなっているのとお客様の雰囲気が激変していきました。始めの頃はあまり会話も無かったのですが。3回目で積極的にいろいろお話をしてくれるようになりました。この時はただ今日はよくお話をしてくれたと思っていただけでした。

4回目の来店で事件が起きました。

4回目の来店は前回から1ヵ月ほどで来店、今まで6ヵ月行っていなかった美容院が毎月に変化しました、そしてはじめの頃では考えられないほどお話をしてくれます。その時ふと私は気付いたのです。綺麗になる事で気持ちまでハッピーになりどんどん幸せになっていくと。これが本来美容師がお客様に提供しなければいけない事なんだなっと再認識した瞬間でした。

美容で日本を明るく

現在美容と言う仕事は日本がアニメ・漫画に次ぐ誇れる産業ですが私が思うに技術力ではなく『おもてなし』の精神が最重要になっていると思います。

どんどん美容院が安くなる一方で日本でもカットが3万円する美容師さんもたくさんいます、そういった方達のカットは技術力はもちろんですが、人生をプロデュースしてくれるだけでなく本当の意味で『おもてなし』をしている方達だと思います。私の勤めているエリアでも有名な方がいますがやはり技術がうまいのではなくお客様が一番似合うデザインを提供してくれ最高の『おもてなし』をしているのでカット3万円と言う価格でも3ヵ月先まで予約がいっぱいです。もちろんその方のブランディング力も大きくかかわっていると思いますが本当に素晴らしいです。

最後に事例として

私はカット4000円・1000円のサロンを経験してきましたが、技術が安くても高くても自分のブランド力に比例したお客様がちゃんとついてきます。

具体的な例をお話しますとカット1000円のお店でも、毎月数万円利用して頂ける方もいました。また、カット0円でキャンペーンをした時に来店していただいたお客様は年間数百万も利用してくれるお客様で本当にありがたかったです。

逆に4000円でカットをしていた時でも同じでした、ですから安い価格や技術が良いから来るのではなく自分に価値があるのかないのかだけです

高くても安くても結果は同じなのです。安くても担当者が嫌だったらもう来店しません、逆に高くても価値のある時間、技術ならまた来店してくれます。それがこれからの独自化です。

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