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美容師が語るトリートメントでは髪の毛が治らない理由

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トリートメント

こんばんは村瀬です。自宅で、美容室でトリートメントしてるけど傷んだ髪の毛がなかなか良くならない。

そんな疑問を持っている人が多くないでしょうか?

どうしてそんな事を思う方が多いかと言うとトリートメントは自宅・美容室ともに髪の毛を治す物ではなく髪の毛の手触りを良くするものだからです。

今回は美容師として踏み込んだ内容ですがトリートメントでは髪の毛は直らないという事についてお話します。

その一方で、なぜ美容室でトリートメントをしたり自宅でとトリートメントをしなければいけないかっていう事を記事にしていきます。

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トリートメントで髪の毛が治らない理由

理由

以前ノンシリコンとシリコンシャンプーの記事を書きましたが実は自宅で行うトリートメントはシリコンなどのコーティング剤がメインです。

しかも自宅でトリートメントをすると実は髪の毛が傷むのです。

また、美容室でトリートメントをすると髪の毛が治るとか健康になるとかは全くありません。

ですから、私はお客様にトリートメントをする時はカラーリングやパーマと言った施術の前にトリートメントの施術をします。

なぜならトリートメントで髪の毛が綺麗にならないからです。

 

美容室のトリートメントはいろいろな方法と種類があります、トリートメント施術の考え方もいろいろありますが現在の最新科学でも直す事は絶対にありえません

トリートメントを製造しているメーカーの多くが髪の毛のタンパク質や油分などを補給するってありますが補給しても実際髪の毛とトリートメントで補給した物は全く別物です。

髪の毛と補給した栄養分は別物なのです。ですから多くのメーカーが髪の毛の中の油分や栄養分を補給してシリコンなどのコーティング剤で髪の毛に閉じ込めるという作業をします。

 

実はトリートメントに含まれるシリコンは髪の毛からタンパク質を出さないだけでなくカラーリングやパーマ液といった本来髪の毛の外に出なければいけない成分まで閉じ込めてしまうのです

良く美容院でカラーやパーマをした後に数日間シャンプーをしないでくださいと言われた事はないでしょうか?これは毛髪内部に薬剤が残っているからです。現在でも施術後はお湯洗いだけにしてくださいと言う美容院も少なくはありません。

つまり、カラーリングで傷んだ髪の毛にトリートメントをするという事は毛髪内部に薬剤を閉じ込める原因になります。ですからトリートメントは必ず施術する前にする事が好ましいのです。

もちろん、カラー剤を分解するシャンプーやトリートメントがあり必ず先と言うわけではありませんが美容室で行うトリートメントは先にやるべきだと私は思います。

美容室でトリートメントをすすめる理由

美容室でトリートメント

じゃ~なんで美容院でトリートメントをおすすめされるの?答えは簡単です、客単価アップです。

カットやパーマ、カラーといった施術はスタイリストにしかできません。多くの美容院ではアシスタントと言われる見習いの方がいます、アシスタントはまだまだ見習いなので一部の技術しかできませんので簡単なヘッドスパやトリートメントと言う技術を先に覚えるようにします。

だって、簡単ですぐに覚えれるから。

そうする事によってお客様にできる技術の幅が広がります。単純なトリートメントやヘッドスパは1週間もあれば見習いでもお客様に施術できるのです。

中には本当にトリートメントで髪の毛が治ると信じてトリートメントを熱心に進めている美容師さんもいるの100%必ずそういうわけでもありません。本当にお客様の髪の毛が良くなる為に研究をしている美容師さんも多くいる事は事実です。

トリートメントで本当に髪の毛を良くするには?

自宅

本当に髪の毛を綺麗にするには自宅でのシャンプーとトリートメントで適切なケアをして美容院で傷まないように施術してもらうしかありません。

私はカラーリングやパーマの前にトリートメントを施術する事によって髪の毛のダメージを最小限にします。

先にトリートメントをするとカラー後にトリートメントをするのと比べて質感は劣ります。しかし、2回3回と繰り返すとカラーリングやパーマのダメージが少ないので繰り返すと先にやったほうが髪の毛は綺麗になるのです。

つまりこれ以上髪の毛を傷めない事が一番大切なのです。髪の毛を綺麗にする方法と秘訣のまとめでも書きましたが自宅でトリートメントをするのはこれ以上髪の毛を傷めない為に必要な事なのです。

そして、トリートメントより一番重要な事は毎日どのようにケアするか?っていう事が大切になってきます。

例えばヘアアイロンの熱によるダメージドライヤーの熱によるダメージは普通のダメージと違い物理的ダメージになるのでしっかりとケアをしなければいけません。

ドライヤーやヘアアイロンの熱のダメージを防ぐ為には洗い流さなトリートメントの種類と使い方を理解してちゃんと商品の特徴をよく知った上で適切な使い方をするだけで髪のダメージは変わってきます。

美容院でトリートメントをすると通常4000円~2000円ぐらいだと思います。これを毎月美容室でトリートメントをすると3ヵ月で12000円~6000円です。

これだけの金額があれば美容院でトリートメントをしなくても自宅で良いシャンプーやトリートメントを使う事は簡単にできますよね?

お客様が自宅ケアをして本当に髪の毛が綺麗になった例

自宅でのケア

5年ぐらい前の話です。

毎月2回来店されるお客様がいました、そのお客様はスーパーロングで髪の毛が傷んでいて何とか良くならないかと毎回思考錯誤して様々なトリートメントを使用していました。

そのお客様の髪の毛は施術したときはきれいになるのですが次に来店するときにはまた同じ状態に戻って来店されるのでトリートメントに疑問を持っていました。もちろんシャンプーやトリートメントも美容院で購入したものでしっかりとケアをしてくれていました。

 

しかし、お客様が1年間ほど来店しない時期がありました。

 

最近来店しないので気にはなっていましたがその当時毎日が忙しくてなんで来店しないのかまで気にしていませんでした。

 

所が突然そのお客様が数年ぶりに来店されてびっくりした事は依然の髪の毛より数段綺麗になっている事です。

私は思わず『どこの美容院に行ってました?今までうちの美容院でトリートメントしていた時より良くなっています。』と聞いてしまいました。

 

そのお客様はこう答えてくれました『忙しくて自分でカラーしているし、美容室にも言ってないんですよ~』『何か変えたとするとシャンプーを変えたかな?』

 

そのお客様に詳しくお話を聞くとどうもネットワーク系のビジネスを初めて忙しくなってしまったみたいで自分でカラーしている状態との事です。自分が取り扱っているシャンプーを使っているというたったそれだけです。

それだけで髪の毛が治るのは当時信じられませんでしたので、私はその方にさっそくシャンプーを紹介してもらうようにしました。

紹介してもらったシャンプーの成分を見てみるとこれと言って特別な物が配合してある訳ではなく美容室のシャンプーよりひどい物でした。髪の毛にいいと言われている栄養分も全く入っていいないんです。

なんでこのシャンプーでこんなに髪の毛が良くなるのか当時は疑問でした。

現在その会社は倒産してしまいシャンプーにどんな成分なのか知る事が出来ませんが記憶に残っているのは、洗浄成分が髪の毛に負担にならないように設計されていたように思えます。

その時から私は美容院でトリートメントをするよりも自宅でケアをする事の大切さを確信しました。

美容室の技術と自宅のケアが一番綺麗になる

トリートメント

本当に髪の毛を綺麗にしたい場合は美容院でカラーやパーマの技術で傷まないように施術してもらい、自宅でのケアが一番良いです。

カラーリングやパーマといった施術は実は適切に行えばどんな薬剤でもダメージを最小限に抑える事が出来ます。

特にカラーリングなどは美容室の施術方法によってはカラーリングの薬剤が髪の毛に残る場合があります。これはカラー剤が髪の毛や頭皮に残っているからです。

カラーリング一つとっても美容室での施術で大きく変わってきます。でも、今の美容室が気に入ってたら気軽に変える事なんてできないですよね?

ですから自宅でのケアはカラー剤が残っていてもいなくてもカラー剤を除去する『ヘマチン』入りのシャンプーが重要なのです。

なぜ自宅でのケアが重要かと言いますと。美容室の1回だけでなく、自宅なら毎日ケアできるからです。1ヵ月だと30回髪の毛をケアでき2ヵ月だと60回です。この差は非常に大きいです。

洗濯に例えるなら毎日油汚れに強い粉潜在でガンガン洗うのかドライクリーニング用の洗剤で洗うのかと言う事です。

当然油汚れに強い粉洗剤で毎回洋服を洗うと汚れは落ちますが、服の色落ちや服の破損にもつながります。しかし、洗浄力の弱い洗剤やドライクリーニング用の洗剤の場合は服のダメージを最小限に抑えてくれます。

洋服と同じく髪の毛も繊維で出来ています。自宅でのシャンプーやトリートメントで修復できる物はありません。ダメージを最小限に抑えるしか方法はないのです。

私がお客様にトリートメントをおすすめする時

おすすめする場合

現在の美容室でのトリートメントの考え方は疑似的に毛髪の栄養分・油分などを補給してコーティング剤で出てこないようにする手法か髪の毛にタンパク質を入れ熱で固めるという手法がほとんどです。こういったトリートメントは全て髪の毛を疑似的に健康な状態にしたり薬剤の過剰反応を抑える働きがあります。

では、トリートメントってやっても髪の毛は綺麗にならないのになんでするの?って疑問が浮かぶと思いますが私がトリートメントをおすすめするのはときがあります。なぜか?それは、やっぱりこれ以上髪の毛を痛めて欲しくないのでおすすめします。

髪の毛を治すとかきれいな状態に戻すとかそういった事ではありません。これ以上傷ませたくない場合におすすめします。

カラーリングやパーマ、ストレートといった施術をする場合髪の毛が傷みすぎている場合は施術できない場合があります。薬剤が過剰に反応するから。トリートメントを先にすると薬剤の反応を緩やかにしてくれます。トリートメントをする事に失敗のリスクを減ラしてくれるのです。

髪の毛のダメージが多い場合はトリートメントで薬剤が浸透しすぎないようにコントロールしたり、パーマがかからないぐらい傷んだ髪の毛もトリートメントで疑似的に掛ける工夫をします。

それが美容室のトリートメントなのです。

トリートメント=メンテナンス

メンテナンス

トリートメントとは治すという意味ではありません。『メンテナンスする』と言う意味がトリートメントするです。

髪の毛のダメージはスマホの画面が割れるのと同じです。

スマホは床に落とすとすぐに画面が割れます。ですからみなさん割れないように画面にシートを張ったりケースに入れていると思います。

髪の毛も同じです。髪の場合はトリートメントが画面にシートを張るとかケースに入れると同じ意味です。

髪も傷まないようにトリートメントで保護すると傷むリスクを減らしてくれるのと同じなのです。

 

もし、スマホの画面が割れた場合接着剤を使用すればである程度直るかもしれません。しかし、ひび割れは完全には直らないはずです。髪も同じですトリートメントで疑似的に治ったようになりますが実際は治っていません。

スマホの画面を完全に直すにはガラスの取り換えです。髪の毛の場合は取り替えができませんよね?ですから、傷んだ部分を切り落とすしかありません。

時々髪の毛が生きているように表現する方がいますが爪や皮膚の垢と同じで死んだ細胞です。ですから生き返る事もありません、そのためこれ以上痛めないという努力が必要です。

健康な髪としなやかな髪どっちが正解?

健康な髪としなやかな髪

実は健康な髪の毛は普通に生活をしていたら傷みません。健康な髪の毛ってどれだけ頑丈なのか説明する前にこんな記事を見てみてください。

何千年前のミイラが発見されたという記事ですが何千年たっても髪の毛はちゃんと残っていると思います。髪の毛は2000年経っても消えてなくなりません。それぐらい丈夫な物です。

現代の方は何でカラーリングやパーマをしていないのに傷むか?疑問に思いません?

髪の毛が傷む原因ドライヤーの熱や紫外線、水道水に使われる塩素など様々な原因がありますが、実は健康な髪の毛はもともとこういったダメージにも対応できるようになっています。

ではなぜ傷むのでしょう?

原因は簡単です傷む原因はシャンプーやトリートメントが原因なのです。トリートメントやシャンプー剤のほとんどに髪の毛を柔らかくする成分を使用しています。つまり、シャンプーやトリートメントで髪の毛を痛めて柔らかくし、コーティング剤でごまかす事によってしなやかになめらかな状態に変化をしてくれるのです。

意外と知られていませんが本当に健康な髪の毛はキューティクルがしっかりしていて逆にキシんだり引っかかるのが普通なのです。

キシむのがダメージと思いコーティング剤などを使用すると髪の毛を痛める原因になるのが真実なのです。もちろん、そういいった設計でないシャンプーやトリートメントもありますがそのほとんどは高価格な商品になってしまいます。

トリートメントのまとめ

トリートメントがダメってお話をしてきましたがすべてがダメなわけではありません、トリートメントの成分をしっかり理解して使用する事が大切です。

私の考える本当のヘアケアはこれ以上痛めないという事です、ですから髪の毛が傷まないシャンプーで洗う事が一番大切です。そして、美容院で行うトリートメントや家で行うトリートメントは治るのではなくコンディションを整えこれ以上傷ませないようにする物だという事です。

 

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