こんにちは村瀬です。
2015年7月17日に1978年の旧厚生省の局長通知を廃止し、男女問わず美容師がカットを、理容師がパーマを行うことを認める新通知を全国の自治体に出しました。
やっとこうなったかと言った感じです。
今までは理容室では女性に対してカットが出来るとかできないとか。美容室では男性に対してカットが出来るとかできないとか法律で決まっておりましたが改正されました。
参考記事:男性がカットだけ、美容室もOK 厚労省がルール見直し:朝日新聞デジタル
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今までのの美容室と理容室
今までの美容室では男性に対してのカットはパーマをした場合によりOKと言う決まりがあり。
理容室の場合はいかなる場合も女性に対してのカットはNGと言う何とも不思議な決まりがありました。
意外と一般の方に知られていませんがある政界の方が美容室でカットをしたという事で浮彫になったのが最近のニュースです。
実際問題、ほとんどの美容室で男性のカットを行なっており。理容室でも女性のカットが行われております。
厚生省も美容組合もこの事はグレイゾーンであまり公にはしておりませんでしたが。
一応メディアや広告、看板に美容室で『メンズカット』と記載できないようになっておりました。
LINK昭和53年12月5日:環指第149号 各都道府県知事あて厚生省環境衛生局長通知
今までなぜ分かれていたのか?
もともと理容室とは容姿を整えるという所から始まり美容室は容姿を美しくするという所から事業自体がスタートしており根本的な事が違いました。
【理容師】
この法律で理容とは、頭髪の刈込、顔そり等の方法により、容姿を整えることをいう。
(理容師法第一条二項)【美容師】
この法律で「美容」とは、パーマネントウエーブ、
結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすることをいう。
(美容師法第二条一項)
この法律により長い間理容室では女性カットがNGで美容室では男性カットがNGと言う決まりがあり。
一部の大型店舗ではしっかりと理容室と美容室を分けていましたがほとんどの店舗ではカットをやっていたのが現状でした。
美容室と理容室の違い
では、今後何が違うのか?
簡単に行ってしまえは法律の通りなのですが顔そりも一定の基準を満たせば美容室でも行えます。
こうなってしまうと理容室が不利な感じがしましますが。実際カットの仕方が全く違います。
私達美容師はカットでデザインをするのに対して理容室は正確に長さを切り整えると言う技術を持っており私達美容師よりも真っ直ぐに切ると言う事に対しては凄い技術を持っています。
ですから今後もこの美容室と理容室の利用は変わらないと思います。
まとめ
今後もっと、美容室でも理容室でもしっかりとした技術が必要になってくる時代なのでもっといろんな技術が共有できる環境が出来るといいと思います。