こんばんは。村瀬です今回は島理研シザー(ハサミ)をご紹介します。何時も島理研さんありがとうございます
Fit54ZDB・5.4インチ・DLCコーティングシザー・価格172800円(税込)
島理研の詳しい説明はこちらで紹介しています
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島理研Fit(フィット)54ZDBシザー
今回ご紹介するシザーは島理研が誇る一番の売れ筋商品Fitシリーズの改良モデル5.4インチの小さめのシザー
島理研のシザーは非常にネーミングがシンプルでカテゴリー分けしやすくて大好きです
Fit=商品名
DB=DLCコーティング
Z=メガネタイプ
で簡単な商品名がユーザーに分かりやすくて良いですね
島理研Fitシリーズは島理研で一番人気のモデルですので後日紹介しますがまず笹刃に近い波線をしているのですがシザーの重みで剣先の逃げを抑えた商品
今回の島理研Fit54ZDBシザーはFitシリーズのコンパクト版Fit-Jを改良したバージョンです
何を改良したかと言うとまずハンドルを長くした分力点が変わる分力が入りやすく少しの力でパワフルな力があります
そしてDLCコーティングをする事でFit-Jシリーズの弱点である剣先が滑るという事を改良したタイプになります
DLCコーティング
最近はコーティングがはやっているのかチタンコーティングやカラフルなコーティングが多く存在しますが
島理研が採用するコーティングはDLC= ダイヤモンドライクカーボン(Diamond-like Carbon)の略でF1のエンジンのピストンなどに採用される特殊コーティングの略です
DLCコーティングは硬質、潤滑性、耐摩耗性に優れておりF1のエンジンと言う過酷な条件でも耐えられる可能性を秘めているコーティングです
DLCコーティングの規格は様々ですので硬度が異なりますが島理研が採用しているDLCはシザーの3倍の高度を誇るコーティングとなっています
島理研のシザーはメンテナンスのしやすいように硬度が柔らかくなっているのとは対象的にDLCコーティングシリーズはメンテナンスのいらないシザーになります
島理研シザーFit54ZDの内部構造
島理研Fit54ZDB内部
分解するとこんな感じですね
ベアリングを採用する事で支点の安定が得られるようになっております。
島理研Fit54ZDBはコンパクトにする事で使いやすいという良さも生まれますが
その反面シザーの幅が少なくなった分支点の安定感がなくなった事と板バネがシングルタブになってしまったことです
これ何とかなるとありがたいのですがシングルタブだと結構緩みやすいんですよ…
島理研さんに何年か前に依頼していますが在庫があるのかなかなか改善してくれないのでネジが結構緩みやすい傾向にあります
まぁ日本のことわざで『肉を切らして骨を断つ』といいますが
このことにより得られる多くの物があるという事でしょうか…ダブルになったら最高ですなのですが
切り口
※後日写真を掲載します
島理研Fit54ZDBの持ち味はドライカットで発揮します
もちろん髪の毛を痛めないためウェットカットが一番いいのですがドライカット時に何とも言えない柔らかい切れ味の中に『スパッ』とした切れ味があるいい商品です。
このDLCコーティングされた商品は裏研ぎができない為メーカーにメンテナンスを依頼しなければいけないのですが
島理研は購入から5年間は研ぎが無料ですので気にする必要はないと思います
またDLCコーティングをしている分切れ味がそこまで落ちないので丁寧に扱えば半年は切れ味を気にする事なく使用できるのではないでしょうか
まとめ
島理研Fitの最高傑作といった所でしょうか私的にはあまり使うシーンがありませんが細かい仕事をする場合や
ブラントでしっかり切りたい時に役立っております。
特にサスーン系のカットをする方には重宝するシザーなのでおすすめです
Fitシリーズの中でも私は感動した商品ですので一度手に取ってみると面白いと思います
どちらかというと中級者~上級者向けですので初心者の方は控えましょう