こんにちは村瀬です。髪の毛のボリュームがない、髪の毛に動きがないという方はパーマをする機会が多いと思いますが現在の『パーマ』は様々な種類があります。
フリーペーパーやネットでパーマの種類をみるとなんだか髪の毛に優しい感じがしますが実際はどれも薬剤で同じです。
どんなパーマ剤を使用していようが髪の毛は傷みます。
『水素パーマ』や『コスメカール』と言うネーミングで様々で『パーマ』があります。
最近多いのがコスメカールと言われる薬剤が化粧品登録のパーマ液を使用した『パーマ』です。
髪の毛が傷まないとか頭皮や肌に優しいように聞こえますが実際は違います。化粧品登録だろうが薬剤は薬剤なのです。そんなパーマについて今回はお話していきます。
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パーマってなに?
まず、パーマってもともと正式な名前は『パーマネント・ウェーブ』(permanent wave) の略称です。
『パーマネント』(permanent)とは半永久的っていう意味があり『ウェーブ』はカールとか波と言う意味です。
これを略して『パーマ』と呼んでいます。
パーマと言う技術は髪の毛にカールやウェーブを付けて髪の毛にボリュームを出す技術として現在は施術されております。また、現在は髪の毛に入らないトリートメントを無理やり入れたりする技術などにも使用されるケースがあります。
パーマの歴史
日本でのパーマの登場は1923年で日本で初めての『パーマ』は『電髪』という電気で熱を当てて施術するものでした。
※炭で金属をあぶって熱を当てていた時代もあります。
現在ではこの技術を『デジタルパーマ』とか『コテパーマ』と言う熱を当てて施術するパーマに当たります。
それから月日は流れ薬剤を作る技術や毛髪の内部の解明などが進み熱を当てないパーマが誕生しました。このパーマを『コールド・パーマ』といい熱を当てないで薬剤の力で髪の毛にデザインするようになりました。
現在ではこの『コールド・パーマ』が支流の技術になっています。
パーマ(コールド・パーマ)
ここまで説明したとおり『パーマ』とは薬剤を使用して髪の毛に変化を与えるものです。
簡単にパーマの原理をお話すると髪の毛を柔らかくして・形を付け・固めるという作業をします。
ヘアアイロンとパーマはどちらが傷むのか?と言う記事でも書きましたがパーマで使用する薬剤は主に3種類が現在では支流になっており髪の毛のダメージや作りたいスタイルにおおじて髪の毛の形を変化させます。
『コールド・パーマ』の最大の特徴は濡れている時にカールが出る事です。
これは濡れている時に髪の毛の内部の構造を変化させるので起こる現象なのですが、髪の毛にスポンジ状の穴が出来るから起きる現象です。このへんは詳しく書くと難しくなるのでこんな感じだと思っておいてください。
コールド・パーマは毛髪が水を含んだ時にカールが出るので必ずムースを使用するとパーマのデザインが綺麗に出ます。
また通常のパーマの場合はスタイルをうまく作る為にはドライヤーで冷風を使った乾かし方が必須になるので間違いのないようにスタイリングをする事をおすすめします。
デジタル・パーマ(熱を当てるパーマ)
パーマの歴史でお話したととおり日本で初めてのパーマは熱で形を作る物でした。現在では器具も進化してデジタルでタイムや温度を変化させるようになったので『デジタル・パーマ』と言うようになりました。
パーマの原理は髪の毛を柔らかくして・形を付け・その後に固めると言う工程です。
普通のパーマでは形を付けるものはロッドと言われる丸い筒状のものですで丸い筒に巻きつけてパーマを当てるので形を付けるのに力が弱くなります。
ヘアアイロンでもお話しましたが髪の毛の形を作るには水素結合・イオン結後・間充物質・ペプチド結合がありますがデジタル・パーマは熱を当てるパーマはこの4つの要因を熱により作用を高めるパーマです。
参考:ヘアアイロンの適正温度と熱で髪の毛が傷む理由正しいヘアアイロンの使い方
デジタル・パーマの特徴は乾いた時でも濡れている時でも同じカールが出るのでドライヤーでスタイリングするテクニックがあまりいらないので乾かしてワックスを使うだけでスタイルが決まります。
巻き髪風のパーマスタイルをする場合にはデジタル・パーマが良いのですが、前回アルカリでなぜ髪の毛が傷むのか?という記事を書いた通り薬剤を付けたまま(もしくは髪の毛に入ったまま)熱を当てるのでダメージ量は通常のパーマとはくらべものにならないぐらい傷むので繰り返し何度も施術が出来ないのがネックです。
コテパーマ(アイパー)
コテパーマのアイロン | アイパーのアイロン |
コテパーマは別名『アイロン・パーマ』といい理容室で行う『アイパー』この技術です。
※縮毛矯正はコテではなくストレートアイロンになっただけです。
『パーマ』は元々美容師の技術で理容室で『パーマ』をする事が違法だった為頭の良い理容師さん達が集まり開発したパーマを『アイパー』と言います。
現在ではあまりコテ・パーマもアイパーも変わりませんがアイパーは特殊な細いヘアアイロンで巻くのが特徴です。
そしてコテパーマとアイパーの施術は以下の通りです。
コテ・パーマ | アイパー |
|
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アイパーもコテパーマも施術方法は同じで後は薬剤や使用するトリートメントが違うだけで本当にアイロンの大きさの違いだけになります。
コテパーマやアイパーといったヘアアイロンを使用したパーマの場合髪の毛の形付けがパーマのロットとは違い自由な分どんなスタイルでも細かくデザインする事が可能です特に前髪やつむじのくせを修正する技術があるのでかなり便利なパーマです。
また、コテパーマやアイパーで作ったスタイルはヘアアイロンで髪の毛に直接熱を当てて形を作るので乾いた時にウェーブたカールが出ます。
※縮毛矯正を行う時に毛先をコテでカールを作るのも同じコテパーマです。
コスメカール(化粧品登録の薬剤)
最後にコスメカールと言われる化粧品登録の薬剤を使用するパーマをコスメ・カールです。この呼び方は美容室で様々ですが現在最も美容室が使用している薬剤でかなり危険な薬剤でもあります。
コスメカールで一番多く使われている薬剤は『システィアミン』です。この薬剤は化粧品登録ですが実は肌に優しい物でも髪の毛に優しい物でもありません。パーマの薬剤は現在『医薬部外品』と『化粧品登録』の2種類のパーマ液がありますが主な違いは薬剤の濃度がどれぐらい入れれるのか変わってくるだけです。
ですから『化粧品登録』のパーマ液はパーマ液の濃度が薄い薬剤なだけであって何も変わりません。また、最近の化粧品登録のパーマ液も濃度が非常に高くなったのでほぼ薬剤となんら変わりはありません。
コスメカールの最大の特徴は薬剤に保湿力があるので髪の毛がしなやかになります。この事からダメージが出ないパーマ液として認識されがちですが保湿されているだけで髪の毛が傷まない訳ではありません。
また、配合される薬剤の濃度が低いため傷んだ髪の毛にもパーマをかける事が出来るのが特徴です。
※匂いが臭い
『パーマ』のまとめ
パーマ液やパーマの種類ってたくさんありますがやっぱり一般の方には難しく何が何だかさっぱりだと思いますが『パーマ』ってたくさんのやり方や薬剤があるのです。
そして、間違ってはいけないのは『オーガニック』でも『化粧品登録』でも薬剤は薬剤なのです。
髪の毛を変化させるので肌や髪の毛にダメージがある事には変わりがありません。
また、巻き髪風のパーマってよくありますが巻き髪はヘアアイロンで作った方が綺麗に作れます。
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