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美容師必見ハサミの手入れ方法

更新日:

こんばんは村瀬です

今日は美容師の命ともいえるハサミ(シザー)と梳きバサミ(セニング)のお手入れ方法を公開します

私は毎週必ずハサミの手入れをして切れ味が落ちたらハサミのメンテナンスを施し最高の切れ味を常に出せるようにしております

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準備物

まずハサミ(シザー)をお手入れするにあたって必要なアイテムをご紹介します

ハサミ用セーム皮

まずハサミを手入れするにあたってセーム皮は必須です普通はハサミ(シザー)や梳きバサミ(セニング)を購入するとついてくるのでまずないという事はありませんが

もし無い場合は必ず必要なので購入をしておきましょう。

また、セーム皮の手入れは1年に一度中性洗剤で洗って必ず日陰で干しましょう

私は中性洗剤で洗ったのち思いっきり絞ってドライヤーで乾かしていましたがそうすると皮が固くなり消耗が速いので注意しましょう

正しい洗い方は中性洗剤で擦らずにモミ洗いをして絞らずに丁寧に表面の水分をとり陰干しでじっくり乾かす事がポイントです

もし、それでも皮が固くなったら購入をしましょう。

普通に使用していればまず購入する事がないものなのでそこまで気にすることはないのでここは自己判断で!

ティッシュ

ティシュ

ハサミの切れ味を確認するためにティシュを用意しましょう

たぶんどこでもあると思いますがポケットティッシュ等で構いません

切れ味を確認するためなので練習用ウイッグでも良いのですが特に梳きバサミ(セニング)の切れ味を確認するときには必要なので

ティシュで確認すると初心者でも簡単に確認ができます

ハサミ(シザー)を購入すると専用の油がセットでついてくるのが多いと思います。

油は工業用油ならどんな物でも良いのですがハサミを扱っているメーカー様によるとミシン油のように粘度が高い油が良いとの事

私は個人的には粘度の高い油を使用する事は賛成ですが購入した油はハサミ以外の使用用途がなく1つ購入しても10年はなくならないし

ハサミ以外使用用途がないので一般的に売られていてなおかつハサミ以外に使用できる油がおすすめです。

ハサミの手入れ

シザー

ハサミのお手入れはカットする人数によりますが毎日した方が良いです。

忙しくてなかなかお手入れできなくても必ず1週間に1度はした方がよいです、お手入れができないとお客様の髪の毛を傷めてしまうのでプロ失格なので必ずお手入れできなくても

ハサミの切れ味の確認だけはした方が良いでしょう。

まずは汚れを丁寧に取る

シザー&セニング

まずはカットによる髪の毛の汚れやお客様のスタイリング剤やトリートメントによる油汚れを丁寧にとりましょう。

ティシュでとっても構いませんが油汚れはなかなか取れないのでセーム皮を使用すると簡単にとれます。

シザーもセニングも良く切れるので指を切らないように注意をしましょう。

油を打つ

油を入れる

油を打つって方言なのでしょうか?油を投入するというのが標準語かわかりませんが油を打ちます

油を打つ箇所はシザーもセニングも同じでネジの部分と支点の部分です。

油を打つ

DSC_1855

私はスプレータイプの油をおすすめします、なぜなら汚れを取った時に残った髪の毛や汚れを簡単に落とせるからです。

それだけですが意外と髪の毛は非常に細かくなかなか取れないのでスプレーの力を借りると楽に落とせます

セニングも同様に油を打ちます

セニング支点

まずは支点に油を打ち

DSC_1857ネジ部分に油を打ちます

油を打った後

ハサミの手入れを行うにあたった初心者の方は汚れを落とすだけにしましょう。

上級者の方は返り刃を取る作業に移ります

シザー&セーム

まずは一番汚れがたまるハサミの支点を丁寧にセーム皮でとります、ここが一番金属疲労と汚れがたまる場所なので何回か油を打ち丁寧に汚れを落としましょう

シザー&セイム

次にハサミの刃の部分の汚れを落とします

ハサミ&セイム

刃元からハサミにかけて返り刃を取るように円を描くように丁寧に拭きます、この時間違えて刃を立てるように拭いてしまうと

指が切れますので注意してください

※説明が難しいので後日ムービーを取ります

シザー&セーム

汚れと返り刃が取れたら今度はハサミ全体の汚れえを落とします。

これはお好みですが油を打つと結構ハサミがべたつくので落としておくと次の日に使用しやすいのでやっておくと良いです

セニングシザー

セニング&セーム

セニングも同様に油を打ち支点→棒刃→櫛刃の順番にお手入れをしましょう

まずは支点に油を打ち丁寧に汚れを取ります

セニング&セイム

 

次に棒刃の返り刃を取るようにセーム皮で刃元から剣先にかけて拭きます

セニング&セイム皮

セニング&セイム

忘れないようにネジの上も丁寧に拭きます

セニング&セイム

拭き終わったら最後は棒刃をラッピングしましょう

セニングお手入れ

 

セニングの櫛刃のラッピングの場合は櫛刃の峰をセイム皮に立てて帰り刃を取るように→方向に擦るようにとります

そうする事によって返り刃を簡単に取れます。

手入れが終わったら切れ味チェック

手入れが終わったらティシュを切って切れ味チェックをしてみましょう

シザーチェック

シザーの場合はティシュを切って剣先が滑らず切れればOKです。

切れ味ティシュ

もし切れ味があまり良くなければ研ぎの検討をしましょう。特に最近のカットは剣先をよく使いますので剣先の消耗は激しいはずです。

返り刃をうまく取れている場合はよく切れるはずです。しかしまた、1週間するとあまり切れないのでハサミの研ぎを検討しましょう

セニングチェック

セニングのチェックは意外と簡単ですティシュを切って棒刃と同じようにミシン目が綺麗にできたらOKです

セニングチェック

ティシュが綺麗に剣先までミシン目ができていれば切れ味良好の標です。

セニングチェック

もし、セニングの剣先が綺麗にミシン目ができていないのであれば手入れができてない証拠です

自分で手入れができていない場合はハサミメーカー様にメンテナンスしてもらうか研ぎを検討しましょう。

まとめ

髪の毛を切るプロなのでハサミはきっちりお手入れをしておきましょう!

しかしながら、私の教えた美容師で全く切れないシザーとセニングを使用しているスタッフも多くいました

そんなスタッフでも多くの指名のお客様を抱えていたのでハサミがきちんと手入れできているから指名のお客様が取れるとかは全く関係ありません。

単なるエゴです、はい。

でも、きっとそんな小さな事にこだわりをもった美容師さんが勝ち抜いていくんだと私は思っています。

 

 

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