こんにちは村瀬です。今回はくせ毛の原因とくせ毛になる理由をご説明しながら改善方法をお話していきます。
くせ毛と言っても実は人それぞれの種類やタイプがあり一言でくせ毛の理由を説明できないのが事実です、そこで今回は様々なくせ毛とタイプを説明して改善方法をご紹介していきます。
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髪の毛がくせ毛になる5つの理由とメカニズム
① ② ③ ④ 波状毛 念転毛 縮毛 連休毛 LINKストレートパーマと縮毛矯正の違い
まず、くせ毛の種類は専門的に分けると4つのタイプがあります。
この他には加齢によるキューティクル減少やダメージによるキューティクル減少という原因でくせ毛になります。
今回はこの5種類について詳しく説明していきます。
くせ毛の原因
- 波状毛
- 縮毛
- 連球毛
- 念転毛
- キューティクルが少なくなる
髪の毛の生え方
イメージ図のように髪の毛は毛根があり毛穴があります。あまり知られていませんが髪の毛は毛根から回転しながら生えております。
つまり、図のような形で髪の毛は伸びていき一日で約0.3mm伸び1ヵ月で大体1cm近く伸びていきます。
図のように真上から見るとこのような感じになります。直毛の方の場合この毛穴が〇の形になっており髪の毛が綺麗な円柱状に生えてくるので直毛になると言われております。
波状毛でくせ毛になる原因
日本人に最も多い髪の毛が波状毛と言われています。
波状毛の人の毛穴の状態は人によりことなりますが毛穴の状態は直毛の人と同じで綺麗な毛穴ですが髪の毛の内部のたんぱく質のバランスでくせ毛になります。この状態のくせ毛を波状毛と呼びます。
波状毛の毛髪内部のタンパク質のバランス
毛髪内部にはPコルテックスとOコルテックスの2種類のたんぱく質があります。
この2種類のたんぱく質は簡単に説明すると水を含みやすいタンパク質(オルトコルコルテクス)と水を含みにくいタンパク質(パラコルテックス)に分かれます。
濡れている状態 | 乾いた状態 |
この、二つのタンパク質が毛髪の中で均等になっていると直毛なのですが、図のようにたんぱく質が偏ってしまうとくせ毛がでる原因になります。
水を含みやすいたんぱく質と含みにくいたんぱく質が混在すると、髪の毛が水に濡れていると直毛なのにドライヤーで乾かすとくせ毛がでると言う状態が起こります。
この状態でくせ毛になる方を波状毛と言っております。
この状態の方は髪の毛の水分コントロールをする事でくせ毛を改善する事ができます。
縮毛でくせ毛になる原因
縮毛の場合は生まれつき毛穴が変形しており髪の毛が生える時にくせ毛になります。イメージで言うとマヨネーズの☆型の部分から出てくる感じになります。
縮毛の断面図 | 縮毛の髪の毛 |
縮毛の髪の毛の場合は髪の毛が変形しているのでくせ毛を改善するには縮毛矯正をするしか改善方法がありません。
また、毛穴が詰まっていて髪の毛が縮毛になる方がいますがそういった方は毛穴を綺麗にするとくせ毛が改善する場合もあります。
連球毛でくせ毛になる場合の特徴
最近多くなってきているのがこの連球毛です、連球毛は一見直毛に見えるのですが触わると何となくざらざらした髪質になります。
連球毛の場合くわしく原因がわかりませんが大きく分けて毛根が汚れていたり、強く結んだり、ホルモンのバランスや食生活で起こると言われています。
もともと、直毛の方でもシャンプー後洗い流しが難しい首元やファンデーションを付ける顔周りに多い印象を受けます。
連天網の場合は定期的にヘッドスパで頭皮を綺麗にしたり自宅でしっかり頭皮を綺麗にする必要があります。
念転毛でくせ毛になる場合と生え方
毛穴が楕円形 | きしめんみたいになる |
念転毛は縮毛の方と同じく生まれつき毛穴が変形している方です。
念転毛の場合は毛穴細長く0の字ような形をしているのが特徴です。毛穴が扁平している為、髪は回転して生えてくるので平べったい状態できしめんのような感じになります。
念転毛は毛穴が詰まっている場合にも起きますがほとんどの場合は生まれつきで縮毛矯正が必要です。
ダメージや加齢によるキューティクルが少なる場合のくせ毛
本来髪の毛の表面にキューティクルという場所がありキューティクルは髪の毛の中身を守っている部分です。ダメージや加齢によりキューティクルは減少します。キューティクルが減少する事によりくせ毛になる事があります。
カラーリングをした事のある方は経験があると思いますが髪の毛はパサついてきます。この原因はキューティクルがなくなるからです。キューティクル少なくなると手触りが悪くなります。
また、キューティクルは本来髪の毛の内部のたんぱく質を守るだけでなく水分コントロールをする所なので、水分が少なくなると波状毛で説明したように毛髪内部の水分が崩れくせ毛が出やすくなります。
キューティクルと直毛
キューティクルは髪の毛内部を守るだけでなく髪ののハリ、コシにかかわる部分でもあります。
キューティクルがしっかりしていると毛髪内部のたんぱく質の崩れがあったとしても内部をしっかりと押さえてくれるのでもともとの髪質が波状毛だった場合でもキューティクルがしっかりしていればくせ毛があまりでません。
しかし、加齢やダメージによりキューティクルが少なくなるとくせ毛になる場合もあります。
こういった場合はシリコン系のコーティング剤を使用するか、頭皮環境をよくする事しかケア方法がありません。
くせ毛と対策
長くなりましたが、まずは自分のくせ毛がどのタイプなのかをしっかりと把握する事が大切です。自分のタイプがわからない方は美容師さんに聞いてみると良いと思います。
上の説明から順番に説明すると、波状毛の方は水分コントロールをするシャンプーやヘアケア剤を使う事。
縮毛・連転毛・念転毛の方は縮毛矯正、または頭皮ケアをしてみる。
加齢やダメージでくせ毛になっている方はダメージケアを重点的にする。
くせ毛の種類やタイプによってケアの仕方は様々なので間違ったケア方法をしないようにお願いします。
ポイント
- 波状毛は水分量を大切に
- 縮毛・連転毛は縮毛矯正やスキャルプケアを
- ダメージや加齢の方はハリコシを
- 縮毛矯正を掛けている方は重さを
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