こんにちは村瀬です。今回は自分で前髪を切る時のコツを教えちゃいます。
前髪をはカットしてから1週間程して気になります。それは髪の毛の長さを作っている所の密度が高いからです。
ですから、大体2週間程すると前髪が目にかかるようになるのです。
美容室に行くのに2週間に1度前髪をカットするのも良いのですができれば自分で何とかしたいという方は自分で前髪をカットしてみてはいかがでしょうか?
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綺麗に前髪をセルフカットするのに必要な道具
まずは上手にカットする為に最低限の道具をそろえましょう。
道具は子供のカットの時にご紹介した物と同じです。
カット用のハサミ
前髪を切る時には散髪用のハサミを用意しましょう。
そんなに高くないので毎回自宅でカットする場合には重宝します。
普通のハサミでも良いのですが髪の毛は非常に固くなかなか真っ直ぐに切れません。
ですからうまく切るにはある程度切れ味が必要なので手に入れておくと重宝します。
梳きバサミ
貝印 関孫六 スキハサミ(ALLステンレス) [HC1819]
梳きバサミはできるだけ量が梳けないタイプの方が失敗が少なくなります。
ですから梳きバサミがどれぐらい梳けるのか確認しておきましょう。
私がおすすめな物は15%~20%の梳き率ですが、市販の梳きバサミで量が少なく取れるタイプが少ないので探して見てください。
プロ用のシザーが欲しい方
プロ用のシザーもネットで手軽に購入できますがプロ用だと手を切ってしまったり、ハサミのお手入れが面倒になるのであまりおすすめはできませんがそれでも欲しい方は検討してみてください。
私達の使用しているハサミは1万円~10万円と幅広い価格がありますが高い = 良いのではないので参考までに。
また、私達は1万円ぐらいのハサミは練習用やウィッグ用でお客様に使用するハサミは5万~10万円ぐらいの物を使用しています。
前髪カットに必要なコーム
100円均一で売っていますがプロ用のコームは静電気が起きない工夫がしてあったり、コームを通した時に無理なテンションがかからないので自然なカットができます。
カットだけに使用するのではなくお風呂上りなどでも使用できるようにちゃんとしたものを選んでおくと様々な場面で使用できます。
LINK自分に合った櫛を見つけよう・おすすめなヘアブラシとコームの種類と特徴
前髪を切るのに必須なヘアクリップ
必ず必要なヘアクリップです。
私がおすすめするのは五力製のヘアクリップですが今現在のモデルは少し使いにくく前のモデルの物を使用しています。
前のモデルは現在では生産されておらず品薄で入手困難ですが無印で手に入ります。
無印製のヘアクリップ、実は同じ会社が作っているので非常に使いやすく私も購入して使用しています。大きさは120mmの物が使いやすいです。
自分でうまく前髪をセルフカットする前に前髪のデザインについて
では本題に入ります、まず前髪を切るにあたって自分がどんな前髪が似合うかを知っておく必要があります。
今回は簡単に前髪と顔のバランスを説明していきます。
顔の形と前髪の関係
ベース顔 | 面長 |
まず、前髪と顔のバランス関係を説明していきます。
今回は面長の方と顔が大きく小顔に見せたい方を例にしていきます。
面長の方の場合基本的に前髪の横幅を広くとったほうが顔が広く見えます。
逆に小顔に見せたい場合は前髪を狭くした方が頬にかかる毛が多くなり小顔に見えやすいという効果があります。
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面長は前髪を広く、ベース顔は前髪を狭くする |
簡単にまとめると、顔を広く見せたい場合は前髪を広く作り、小顔に見せたい場合は幅を小さくすることが大切です。
これを顔の形に合わせると面長の方は広く、ベース顔・丸顔の方は狭くとる事が大切になります。
顔のバランスと前髪の流れの方向
次に顔のバランスと前髪の流れについて説明をしていきます。
本来なら目の位置や骨格のバランスを考えるのですがそれを説明すると難しくなってしまうので。今回は鼻の方向と前髪のバランスで説明します。
前髪は基本的に鼻の方向とは逆に流した方がバランスが良くなります。
図のように前髪と鼻の流れる方向を同じにすると。見た目のイメージが全部同じ方向に流れて見えるのに対して。鼻の方向と逆に前髪を作った場合は全体のイメージが整い顔が真っ直ぐ見えるます。
ですから前髪はどちらかに流した方がバランスを取りやすく顔を綺麗に見せるコツの一つになります。
自分で前髪を綺麗に切るための知識
自分で前髪を切る際に非常に難しく感じる方が多いと思いますが実は意外と簡単です。
そのためには、前髪のデザインを作っている場所を知る事が大切です。
まず前髪を切る前に前髪を構成している場所の説明をしていきます。
前髪は実は△で構成されていますが主に3つのセクションで構成されます。
- 一番下の部分が前髪の長さを構成している部分
- 真ん中の部分は前髪のボリュームを構成し
- 表面の所は前髪の表面に出るデザインの部
横からみた図はこんな感じです。
つまり前髪を切るにあたって3つの部分を分けて切る必要があります。
これをしっかり守る事で大体の前髪のデザインは可能です。
実際に前髪をセルフカットしていきます
今回は私が自分で前髪をカットします。カットするデザインは短めのパツン前髪を作ります。
前髪の分け方
まず、自然な状態がこちら。前髪を分けるにはまず自然な状態に梳かす必要があります、自然な状態にするには荒目の櫛で自然に梳きましょう。
自然な状態に梳いたら、次に前髪をデザインに合わせて分けていきます。
上の図で説明したように自分の作りたい前髪の幅を意識しながら△になるようにします。
△になるようにコームで梳きながら分けていきます。私は結構広い前髪を作るのでこんな感じにします。
おでこの位置まできたら横に前髪をよけるようにして分けます。
分けたらヘアクリップで髪の毛をしっかり分けておきます。これを使用しないと前髪の幅が広くなってしまうのとどこまでが前髪なのかわからなくなるので必ず使用してください。
逆も同じように分けます。
前髪を分けたらクリップでとめて、前髪の幅が適切かどうか確認をして適切であればカットに移ります。
前髪の切り方・長さ部分のカット
では早速切っていきます。まずは長さ部分を切っていきます。
このように3セクションに分けた一番下の所をヘアクリップでとめて長さ部分を切っていきます。
前髪を切る際には真っ直ぐ切ります。自分でカットする場合は縦にハサミを入れてもあまり効果がないので真っ直ぐ切って後から梳きバサミで毛先をぼかしていきます。
カットした後に毛先を梳きバサミでぼかすと2cmほど短くなるので2cm長く切ってください。
この時に注意してほしい事は絶対に髪の毛を手で持たないでフリーハンドで切ってください。
切りました、見事にパッツん前髪の出来上がりです。パッツンがいい場合はこのまま毛先を軽くしないで次に進みましょう。
前髪のなさが部分をぼかす
パッツンになったら毛先をぼかす為に梳きバサミを使います。この時に梳きバサミは縦に入れるか。前髪をつまんで入れましょう。
焦らず何回かに分けて全体のバランスを見ながら作っていきます。この時点でも十分OKですがもっと軽くしてみます。
自分の好みの前髪の長さや軽さになったら次に進みましょう。
前髪の切り方・ボリューム部分のカット
次にボリューム部分のカットに入ります。ヘアクリップの分ける位置を上にして前髪の真ん中の部分をカットしてきます。
先ほど前髪の長さ部分を切りましたが真ん中のボリューム部分を下すとこんな感じに重たいイメージになります。
前髪のボリューム部分を切る際には先ほど切った前髪の長さ部分を切らないようにこの部分だけカットをします。
この部分は前髪を重く作りたい時は先ほどの長さ部分と同じようにおろしてカットしましょう。軽く作りたい場合は上に持ち上げてカットします。
この部分は髪の毛を持ってカットしないと長さ部分が短くなってしまうので軽く前髪を上にあげてカットしましょう。重めの前髪が言い方は前髪同様おろしたままフリーハンドでカットしましょう。
出来上がりはこんな感じです。これだけでも結構軽い感じになりましたが、もっと軽くするとすっきりします。
前髪のボリューム部分を軽くする
ボリューム部分も梳きバサミを入れていきます。ボリューム部分は表面のデザイン部分が上に乗るのである程度多めに梳きバサミを入れる事が出来ます。
失敗しないように髪の毛をつまんで梳きバサミを入れるのがコツです。
ボリューム部分の毛量調整が終了。
前髪の切り方・表面のデザイン部分のカット
最後に表面のデザイン部分をカットしていきます。ヘアクリップを全部外すとこんな感じでもう前髪は完成したも同然ですが少し味を加えていきます。
前髪の表面は前髪の長さ部分に合わせてカットすれば終了になります。軽めの前髪やショートヘアーの場合は持ち上げてカットをしていきます。
私はショートなので上に持ち上げて長さをカットし毛先の毛量を少しとりました。
これで前髪のカットが完成しました。
最後にスタイリング剤で仕上げてデザインの確認
最後にスタイリング剤を付けて全体のデザインを確認します。
ここで少し長い場合は長さ部分をこのままの状態で梳きバサミで調節したら完成です。
前髪の切り方のまとめ
前髪は必ずヘアピンで留めてカットする事が大切です。そして3ブロックに分けてカットすると簡単にデザインができます。
今回は私がモデルになったのでわかりにくいので次回は女性かウィッグをモデルにカットします。