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美容師が語るシャンプーや美容商品・業界の裏側

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液

この記事は過去に美容製品はメーカーの潰し合いとかいろいろ書いた物です。

個人的にシャンプーや商品の本質を書いた記事ですが記事が気にくわなくてこちらに写しました。

私は定期的にネットで販売されるシャンプーの評価がでたらめな件と言う記事やシャンプーのイメージ戦略とこれから・シャンプーもう進化しないと言う記事で結構自分で自分の首を絞める記事を書きます。

化粧品やシャンプーを売る美容師だけど本当に良い商品が少なくなんだか残念に感じる今日この頃なのでこんな記事をたまに書きます。

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美容製品は都合のいい事しか説明しない

とあるシャンプーメーカーが商品の良さをこんな感じにアピールしていました。

 

当社は完全無菌室でさらに高性能な攪拌機を使って成分を混ぜているので余分な金属や菌が入らないので高純度な商品を作れます。

 

または

 

当社は超低速で混ぜているので成分高品質な商品になります、また成分を一づつ丁寧に入れているから商品のクオリティーが違います。他のメーカーは全部一緒に混ぜているので低品質です。

 

とか

 

当社は少量生産なので有効成分が多く入っております、しかし、一般市場の商品は大量生産だから有効成分も少ししか入っていないから結果が出ません。

 

とか

 

私達美容師にシャンプーを紹介しに来るメーカーの多くは、あそこのメーカーは〇〇だから〇〇とか自社をアピールしてきますがそんなメーカーが多くで残念になる事も多々あります。

でも、実際シャンプーって使ってみて結果の出る物はとても少ない事が現状です。

 

シャンプー選びで大切な事は、求めている質感の出る商品・使用したくなるパッケージの商品・自分の悩みが解決される商品です。

 

実は、シャンプーを売っている美容師もそうですがディーラーやメーカーが商品を売りたいだけで当然利益率のいい物を進めて来たりもします。

中には新商品が出るたびに『あそこのメーカーよりこっちの方が良いですよ!』って進めてきますが、今までおすすめして来た商品はなんだったの?ってなったりする事が多々ある事も現状です。

売りたい商品をおすすめして今までのシャンプーは〇〇がいけないとかそんな話ばかりで本当はどうなのかが分かりません。

 

本当に良いメーカーは他社の商品を認め、良い所を取り入れて必死に商品を開発しております。ですからお互いに良さを認めて研究し合ったりしています。

美容業界の裏側販売メーカーと製造メーカー

研究

現在では様々な美容用品が販売されております。その中で様々な商品を企画し販売するメーカーがあります。

このメーカーは商品のコンセプトやお客様のニーズに合わせて製造メーカーに委託します。

大手メーカーなら自社工場で製造しますが大半の企業は製造メーカーで作る事が多いのでほとんどの商品の製造元は同じになります。

 

ですから違う販売元の商品でも同じ所が製造しているので全く同じ商品も多く存在しています。

また、販売メーカーが同じ製造メーカーに依頼してパッケージだけ変えて販売している物もあったりします。

 

周りにある商品だと無印〇品店とかトップ〇リューやVセ〇クトがありますよね?

こういったプライベートブランドも製造メーカーに依頼して商品を作るので同じ商品になっている事も珍しくはありません。

昔は製造元が書いてあり全く同じ商品でパッケージだけが違うといったこともありましたが。もともとの製造メーカーが販売している商品との兼ね合いもあり現在ではパッケージに製造元が書いていない事も多くあります。

このように販売メーカーが違うけど同じ中身って事が多く存在するという事実。

製造メーカーに依頼して商品が出来るまでの事実

研究

実は私達美容師でも簡単に製造メーカーに依頼をすれば簡単に商品を作る事が出来ます。

もっと言うと同じ商品でパッケージだけ変えて販売する事も不可能ではありません。といっても商標やいろいろな契約があるので一部の成分を変える必要はありますが…

 

私も過去3社ほどの製造メーカーでシャンプーを製造した経験があります。

一番初めに製造したシャンプーはダメージケア用のシャンプーをお客様に安く提供する為に、オリジナルシャンプーを製造してくれる会社に持っていき全く同じ成分でシャンプーを作ってもらいました。

 

で、結果ですが同じシャンプーはできませんでした。数十回サンプリングを繰り返しましたが全く違う製品になってしまって製造はできません。

これは同じ成分でも混ぜるタイミングや撹拌する速度が重要でどのタイミングで成分を入れるかで全く違った商品になります。

※ケーキを作る時も同じですよね

 

もっと言うと刺激の無いシャンプー優秀なシャンプーを全く同じ成分で作ってもめちゃめちゃ刺激があったりします。

ですから、私が過去の記事でシャンプーやその他の商品の成分にこだわらなくなった理由を書きましたが成分だけでシャンプーの価値は分かりません。

 

結局シャンプーの制作は打ち切りになり、新しいコンセプトでシャンプーを製造しました。

で、作ったシャンプーは製造メーカーが販売しているシャンプーに違うアロマオイルを入れただけです。

 

やっと待望のシャンプーができ販売開始をするとすぐに事件が発生しました。製造する季節や製造するタイミングによって商品が別物になるという事件です。

ある商品は明らかに香りが無い、ある商品はかなり粘度が高いなどなど様々な問題が多発したので製造する工場を変更する事になりました。

これは工場の製品管理状況や製造する窯が問題で商品にムラでるという見解ですがいまだに原因は分かっておりません。

※同じメーカーの商品ではそういった事が起きていません

 

次の製造メーカーは美容界でも結構有名な所で人気商品を販売しているのでノウハウだけは間違いがない製造メーカー

工場を変更したのもありますがせっかくシャンプーをオリジナルで作るので1から設計し直しました。

こちらがこの成分とこの成分を入れて作りたいという要望の元でシャンプー制作は開始し何度もサンプルを作りシャンプーの質感や香りをテストし制作しました。

製造にかかった日数は約1年です。

 

結果が出る商品を次々と発売するメーカーだけあって本当に良いシャンプーが出来上がりました。

 

でも販売開始後3ヵ月で、また問題です。

 

トラブルにならない成分だけで製造したシャンプーなのに何人かの人が『シャンプー後痒くなる…』と言う意見が多く製造した3000ロットのシャンプーを何とか販売しシャンプーの作り直し。

※この時点でもうグレーですね。

 

何の成分がトラブルを招いていたのかを解明するにはかなりの時間がかかりました。

結局どの成分が悪いのかが分からない状況が続き。おそらく質感向上の為に入れていた洗浄成分(完全に肌に優しい成分)が肌に残りやすく流し足りていないのが痒みの原因になっているのではないか?

という結論になりその成分を抜いてプチリニューアルして再度シャンプーの販売しました。

 

しかし、また問題。

それでも全くお客様からの意見で『痒くなる』と言う意見はなくなりませんでした。そんな意見もありながら3000ロッドを何とか販売しました。

※グレーだよね。

 

最終的にさらにリニューアルをしましたがオリジナルでシャンプーを作るだけでも相当なモニターリングが必要な事と私たち目線で〇〇と言う成分が体に優しからとか〇〇と言う成分は体に悪いからと言う感覚では全く良い物は作れないという教訓でした。

大手メーカーの方が良いシャンプーを作れる?

美容

結局シャンプー1つを作るにあたって設計するには莫大な費用が掛かります。

大手メーカーは商品を作る時に需要があるのか?ないのか?リサーチします。

具体的に言うと価格・質感・使用感・香り・見た目・パッケージなどなど…

 

様々なファクターをリサーチした上で商品の設計、製造。

製造後に本当に結果が出るのか?肌に優しいのか?商品は安定しているのか?

 

というテストやモニター、実際に使用してどんな感想なのかを集めてから販売に至ります。

これって、莫大な時間とお金がかかります。

一つのシャンプーを作り上げる為にはかなりの費用が掛かるのです。

 

特にここにCMや広告などの広告宣伝費がかかるので利益を出す為には商品のコストを下げるしかありません。

コストを下げるには2通りあります。

  • 1つ目は大量生産する
  • 2つ目は安い成分に変える(成分のグレードを落とす)

1つ目の大量生産すると必ず安くなります。これは当たり前ですよね。

2つ目の成分のグレードを落という事、実は同じアミノ酸でも成分の純度におおじてグレードがあります。で、間違えちゃいけないのは純度が高ければ良いと思いますが全く関係ありません。

 

エタノールで例を挙げます。

商品1・エタノール濃度 99.5vol%

商品2・エタノール濃度 76.9~81.4vol%

 

どちらが殺菌効果があると思いますか?

 

 

 

商品1だと思いますよね?

 

 

 

でも正解は商品2です。

実はエタノールは濃度 76.9~81.4vol%ぐらいが一番殺菌力があるのです。

 

商品1は無水エタノールで商品2は消毒用エタノールですが有効成分の純度が高いからと言って必ず良いとは限りません。

 

ですから多少成分の純度を落としたからと言っても商品はほとんど変わらないので気にする必要はありません。

大切なのは商品が良い成分で作られているとかではなく結果が出るのか購入した人の悩みに合った商品なのかです。

大手メーカーが良い商品が作れて小さいメーカーが悪い商品ではありません。

販売メーカーからディーラーまでの道のりと流通

道のり

ここまで商品が出来るまでのお話をしてきましたがもうお分かりですね。

世の中にある商品は大量に生産する事により安くなります。

 

つまり、安く仕入れをして安く売るには大量に生産するという事です。

 

美容室で商品を販売するときにキャンペーンとかよくやりますが多く仕入れをする事によって安く販売できます。

でも、これって製造元(メーカー)と卸業者(ディーラー)でも同じです安く提供するために大量に仕入れます。もしくはそういう契約をします。

そうすると卸業者(ディーラー)は在庫を残さないように必死に私達美容師に売り込みをしてくるんですよね。

 

まぁノルマがあるから仕方がないと思いますが最近本当に良い商品が紹介されないのが残念で仕方がありません。

そして、ほとんどのディーラーさんはメーカーの教えてもらったまま美容師さんに営業をかけるのでメリットやコンセプトだけ伝えてデメリット部分など一切知らないまま販売に進みます。

もちろん多くの美容室ではモニタリングやサンプリングをしてから商品を扱うか扱わないか決めるので必ずしもそうではありませんが…ちょっと残念ですよね。

メーカーからディーラー最後に美容師へ

美容師

実は製造メーカーもディーラーに売り込む時にメリットしかお話しないで売り込んできます。

さらにディーラーも与えられた商品プレゼンテーションの中から自分なりに噛み砕いて商品を紹介してきます。

 

そして最後には私達美容師によって商品の良さをアピールして皆様に販売します。

こうなると商品のコンセプトや特徴・メリット・デメリットがマスキングにマスキングを掛けられお客様に正確な情報をお伝えできません。

 

こうなると賢い人はインターネットを使って1つの商品を徹底的に調べ自分に合っているのかあっていないのか、配合されている成分のメリット・デメリットを調べたうえで商品を購入します。

残念ですがこれが事実、私は現在インターネットによる販売金額は1月で約2000万円でした(収益ではない)

 

これは私の商品の紹介が上手な訳ではありません、私の紹介した記事も商品を購入する一つの判断材料にしかなっていません。

大半の方は購入する際に、今までお話してきたように不確かな情報ではなかなか美容室で紹介されても購入しません。

 

話は少しそれますが、今日ではスマホが普及して手軽にインターネットで検索をする事が出来るようになりました。

その為多くの人はシャンプーを購入する際に商品のメリット・デメリットを徹底的に調べて購入するか検討をする人か増えたからです。

ネットの方が安いからではありません。正確な情報を納得いくまで調べて検討できるからです。

 

本当に残念ですが前回書いた記事の通りメーカーがあの商品はダメ・この商品はダメと醜いつぶし合いをしているので間違った情報が伝わってしまします。

で、結局なにがいいのか悪いのか不確かな情報だけが出回ってしまい美容師もディーラーも一般の方も混乱してしまうのが現状です。

最後にまとめ

商品

最後に

皆様は何か商品を購入する際に『この商品は本当に良いのか?口コミはどうなのか?』と調べて購入しているかと思います。

私はブログを通して様々な商品を紹介していますが、私が商品在庫を抱えている訳でもなく販売しないといけないノルマもないので気楽に自分の良かったと思う商品だけを紹介しております。

 

私が良いと感じた商品を紹介して皆様が実際に使用して気に入って貰えればそれで満足なのです。

 

おしまい。

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