こんにちは村瀬です。コームっていろいろな形がありますがとりあえず持ちやすい物や携帯に便利な物を選んでませんか?
コームって様々な形がありますが必ず使用用途に応じて形が違います。
そこで今回はコーム(櫛)の種類と特徴についてお話していきます。
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コーム = 櫛
櫛を英語でコームと言います。
現在ではあまり櫛と言う習慣がなくコームっていう言い方をしますね。
私達美容師もコームを使用して髪の毛をカットしたりセットするわけですがカットするだけでも本当にいろいろな種類のコームがあるんです。
基本的には美容師さんで11種類ぐらいを使い分けていますが理容師さんとかだともっと多いと思います。
テーツコーム(カットコーム)
テーツコームは私達美容師がカットに使用する為のコームです。
粗歯と密歯という2つの粗さのコームでカットする用途に合わせて使い分けをします。
密歯の場合は歯と歯の間隔が細かいので髪の毛にテンションがかかりるのでカットする場合には精確なカットが出来ます。
逆に粗歯はテンションが掛からないのでデザインを作ったりくせ毛の方をカットするときに使用します。
また、髪の毛がダメージで引っかかりやすい方には粗歯を使用してあまり引っかからないようにしております。
カットコームはいろいろあるのですがホンゴ製のコームがとても安くて使用しやすいのでおすすめです。
ジャンボコーム
ジャンボコームは元々歯と歯の間隔があいているコームなので髪の毛が傷んでいる方によく使用します。
また、薬剤に耐性がある為カラーリングやトリートメントを伸ばす時に使用します。
家庭で使用するときはトリートメントを付けた後に使用すると無理なく髪の毛になじませる事が出来るのでおすすめです。
テールコーム(リングコーム)
テーツコームとはテール(しっぽ)があるコームの事を指します。
私達美容師はリングコームと呼びますがなぜそんな由来になったのは誰も知りません。
多分リングコームって商品があってそのまま商品名がコームの種類になったのではないかと思います。
テール(しっぽ)が付いているので髪の毛のセットやパーマ・カーラーを巻くときにとても使用しやすいのが特徴です。
このテールコームは主に2種類あります。
プレスチック製のテールコーム
プラスチック製のテールコームは薬剤に強いという特徴や弾力性があるという特性があるので主にパーマやカーラーを巻くときにとても便利です。
また、プラスチックなのでとてもコストも安くなるのでどこでも入手できるのもうれしいポイントです。
ただ、デメリットとしてプラスチックは静電気が起きるので乾いた髪の毛に使用するとダメージにつながりやすいので注意しましょう。
プラスチック製のテールコームはテール部分で分け目を作ったりするのにも便利なのでシャンプー後に洗い流さないトリートメントを付けるのに便利です。
木製のテールコーム
日本で古くから使用されているのが木製のテールコームです。
木製のテールコームの場合静電気が起きる事がないので髪の毛をセットする時に便利です。
また、木製のコームはどんどん油が染み込むの性質があるため木製コームは使えば使うほど髪の毛にツヤが出るコームになります。
テールが付いているので髪の毛をまとめたりする時におすすめです。
ヘアメイク用のセットコーム
セット用のコームの種類は様々です。素材もカーボン製・木製がありますが細かい作業をするためには便利なコームです。
NBAA製のコームはとても歯が薄くできている為ヘアメイクがしやすいので私は好んで使用しています。
ただ、NBAA製のコームは歯が薄いのですぐに欠けてしまうのが難点でよく買い直します。
私はセット用のコームを2種類持っているのですが、カーボン製の方がコンパクトで丈夫なのでこちらをよく使用しております。
逆毛用テーツコーム
私達プロは逆毛を入れる練習をするので簡単に入れれますがまだまだ練習が足りない美容師さんや素人の方におすすめな逆毛用コームです。
このコームは歯の部分がダブルになっているので初心者の方でも簡単に逆毛が入れる事が出来ます。
ボリュームを出したい場合や逆毛を立ててヘアメイクをする時におすすめのコームです。
刈り上げ用コーム
刈り上げ用のコームは主に私達美容師が使用するコームです。理容と美容では技術が違うのでコームの種類が分かれております。
セルフで2ブロックにする時やもみ上げ、眉毛の手入れをする時にも便利なので1本あると良いです。
ホンゴ製の刈り上げコームは薄くて安いのでおすすめです。
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美容師向けの刈り上げコーム
私達美容師は理容師さんと比べると刈り上げの仕方が若干違います。
最近になって刈り上げコームの形状や操作性が上がって来たのですがまだまだ理容師さんにはかなわないかなって日々感じます。
美容師向けの刈り上げコームはどちらかと言うと柔らかい質感の物が多い印象です。
理容師向けの刈り上げコーム
刈り上げと言えば理容師さんですね。
理容師さんの場合は刈り上げを作るだけでも何種類のコームを用途に合わせて使い分けをします。
理容師さんの刈り上げコームは主に鬼歯 → 荒歯 → 普通 → 細歯という具合に段々仕上げていきますまた、刈り上げする部分に適したコームがありそれぞれを使い分けます。
私は本格的な刈り上げコームを使用していた時期がありましたがとても高級で為折れたりするのがショックなので現在は使用しておりません。
理容室用の刈り上げコームはとても刈り上げをしやすいのが特徴です。