こんにちは村瀬です。美容室でカラーリングをしても1週間するとすぐに白髪が目立つようになりますよね。
1ヵ月程するともう白い髪の毛が目立ってしまって何とかしたいと思い自宅でヘアカラーをしてしまう方が多いと思います。
やっぱり美容室に行くとお金もかかるし、髪の毛のダメージが気になるなどの理由で美容室でカラーリングをするのを3ヵ月程我慢するなんて事できませんよね。
私達美容師はこういったお客様は1日染めと言うマスカラタイプのヘアカラーをおすすめしますが1日でシャンプーをしたら落ちてしまいます。
だからやっぱりカラーリングをするという負のスパイラルで何とか失敗しない方法を考えに考えたのでお悩みの方に参考になればと思います。
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なぜ自宅でカラーをしてはいけないか?
良く美容師さんに『自宅でヘアカラーはしてはいけませんよ~』
なんて言われると思いますがこれには理由が2つあります。
- 髪の毛に色が入りすぎる
- 頭皮や髪の毛のトラブル
髪の毛に色が入りすぎる
根元が生えてきた | 自宅で染める | 色を合わせるしかない |
良く言われると思うのですが自宅でヘアカラーをした場合髪の毛にヘアカラーの色素が残ります。
通常ヘアカラーの色素は『ブリーチ』と言われる脱色剤(脱染剤)を使用しなければ明るくなりません。
白髪染めの場合選択するヘアカラーが前回サロンで染めた色よりも明るい場合は良いのですが暗い場合はもうなんともなりません。
暗い色と明るい色と縞模様になるので全体の髪の毛を同じ色にする場合はもう全部同じ色にするしかありません。
ムラになる
伸びてくる | 自宅で染める | 美容室で染める |
これは先ほどの色が入りすぎるの続きになりますがヘアカラーが髪の毛全体に綺麗に塗布できていればいいのですが一部付いてないともう髪の毛の色がムラムラになってしまっているので同じ色にする場合は先ほどと同じように全体を暗くするしかありません。
これは白髪染めいがにもオシャレ染めも同じです。
ヘアカラーでのトラブル
これについては以前にも記事にもしましたがヘアカラーの後のダメージの多くはカラー剤が髪の毛に残っているからです。
その為私達美容師はなるべく頭皮や髪の毛にカラー剤が残らないように『乳化』という方法でカラー剤を徐々に落とします。
これが失敗すると髪の毛と頭皮の毛穴にカラー剤が残り肌や髪の毛のトラブルになるのです。
この『乳化』って最低5分長くて10分行うので自宅ではなかなかできませんよね。
しかもどうやってやったらいいかもわからないと思うのでベテランの私達に任せてほしいのが本音です。
市販でのホームカラーの選び方
市販のヘアカラーで髪の毛の白髪を染める場合は完璧に染めるのではなく白髪を隠す程度にしましょう。
ここまでお話したように暗い色になっていると美容室でも『ブリーチ』を使うかもっと暗い色にするしかないのです。
ですから自分の今の現状の色よりも少し明るい物を使用する事をおすすめします。
この記事でも説明しましたが白髪の多さによってヘアカラーの色の染まりは変わります。
その事も考慮しながら今の髪の毛より少し明るめを選択してください。
また、ヘアカラーの種類は様々ですが2剤を混ぜ合わせる酸化染毛剤を使いましょう。
参考:美容師が教えるホームカラーとサロンカラーの違いと選び方
セルフカラーに必要な物
セルフカラーに必要な物をまとめましたので参考にしてください。
また、セルフカラーをするの服装は必ずボタンですぐに脱げる服を着ましょう。
間違っても頭を通す服はヘアカラーが付くので絶対に避けましょう。
歯ブラシ
歯ブラシで塗るので使い古した歯ブラシを用意しましょう。
おすすめは山切りタイプの固めがおすすめです。ドラックストアで100円以内で売っています。
サランラップ
これは家庭にあると思います。
サランラップをする事により髪の毛に塗ったヘアカラーが家具や家に付く事を防ぎます。
また、ヘアカラーは温度が高い程染まるのが速いので必ずサランラップをしましょう。
無い場合はアルミ箔でも良いですし、油とり紙でもいいので用意してください。
容器
ヘアカラーを使用するときに必要な分だけ使うので容器を用意しましょう。
こちらも100円均一とかで大丈夫です。おすすめはガラス製です。
間違っても食事に使う物は使わないでください。ヘアカラーを入れた容器はどれだけ洗っても成分が付着しているので最悪死につながるので注意してください。
ダックカール
ダックカールは必須です。これがないとうまく薬剤を付ける事ができません。
最低2本多くて4本用意しまよう。
私が使っているのは無印で売っているのと同じものです。このダックカールはメイクや前髪のカット・子供のカットで役に立つので安い100円均一の物を用意するのではなく奮発して購入しておきましょう。
参考:ヘアアレンジに必要なダックカール(ヘアクリップ)の使い方
スケール
無くても良いのですがスケールがあると便利です。
基本1剤と2剤は同じ量を混ぜるのですが1つの薬剤を小分けして使用するので最後まで使い切れるように1剤と2剤の量を測って使用しましょう。
因みに食事用のスケールを使用する場合は写真のようにラップをしておくと危険度が下がるのでおすすめです。
2剤式のカラー剤
2剤を混ぜ合わせるタイプの酸化染毛剤を用意しましょう。おすすめはチューブに入っている薬剤がいいと思います。最近は泡カラーとかもありますが混ぜ合わせてクリームになるタイプの物がおすすめです。
ドラックストアで400円前後で売っていると思います。
失敗しないカラーの仕方
分け目 | 顔周り |
ここまでお話したように要は生えて来た場所にピンポイントに薬剤を塗る必要があります。
また、白髪が目立つ部分のみ染めるという事が大切です。
白髪が目立つ部分は分け目の部分と顔周りの生え際だけです。その他の場所に塗らなければ自宅でのセルフカラーは失敗しない上に美容室でのリスクを最小限に抑えられます。
もう一度言いますがカラー剤は少し明るめの物を選択してください。
明るかったらもう一度やればいいので今の髪の毛の色より少しだけ明るめを選びましょう。
2回いいましたよ。少しだけです。
薬剤を混ぜる
薬剤を混ぜる | まだまだ | まだまだ | まだまだ |
1剤と2剤を適量とりしっかりと混ぜ合わせます。
ここでのポイントは2剤の白い色がなくなり全体に薬剤が混ざるまでです。
混ざり終わったらマヨネーズぐらいにまろやかになるまで混ぜましょう。ここで適当に混ぜるとカラーの色むらになるので注意してください。
髪の毛の分け目部分を留める
分け目部分 | ダックカールで止める |
分け目部分は必ずダックカールで止めましょう。
ここで止めないと髪の毛が薬剤にくっ付いてきて薬を塗るのが大変になるのえ留めてください。
分け目に薬剤を塗る
薬剤を歯ブラシにとり髪の毛に塗っていきます。歯ブラシに薬剤を付ける時は無理をしないで少しづつ取りましょう
歯ブラシを立てる | 歯ブラシを寝かせる |
上手く塗るコツは歯ブラシを寝かせて薬剤を付けましょう。
歯ブラシを立てた場合はうまく塗れません。歯ブラシを寝かせて塗る事によりたっぷりと薬剤をしっかり塗る事が出来ます。
白髪が伸びてきた分け目部分が塗り終わったら今度は顔周りの生え際に移ります。
顔周りの塗り方
髪の毛を持ち上げて | 塗り終わった状態 |
顔周り部分は一番気になる部分のもみ上げから塗り始めましょう。
髪の毛が長い人は髪の毛を持ち上げてピンポイントに狙って塗っていきましょう。
もみ上げは体温が低く髪の毛の油分も多いので念入りに薬剤をぬりましょう。もし、塗り終わって薬剤がまだ残っていたらもみあげにサイド薬剤を付けましょう。
薬剤を分け目と生え際に塗ったら完成で最後にラップをして時間を置きます。
薬剤を塗ってから最大30分までを目安にしてください。
それ以上時間を置いてもカラー剤は染まらないので注意をしてください。
まとめ
自宅でヘアカラーをしてる人は多いと思います。泡カラーとか髪の毛全体に付いて綺麗に染まるように思えますが白髪染めの場合根本と前回美容室で染めた所の差が出ます。
理想は毎月美容室にいってカラーリングをする事ですが、今回のこの方法なら最低限の箇所しか染めないので次回の美容室でカラーのトラブルになりにくいです。
もう一度言いますが少し明るめの物を使用してくださいね。
また、この方法は白髪染め限定の方法なのでオシャレ染めではチャレンジしないでください。
また、この方法で分け目の部分の白髪を隠すのであれば刷毛で塗るタイプのマニュキュアも便利なので使って見てください。
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