まず、髪の毛を束ねるゴムです。私達美容師はヘアアレンジをする時にはこのような黒いゴムや茶色ゴムを使用しますがなくても構いません。
ただ、業務用のゴムの使い方は髪の毛を束ねる以外にも自分でアクセサリーをアレンジする時にも使えますので興味のある方は購入してみてもいいかもしれませんね。
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ゴムの種類
からまらないゴム
100円均一などでお手軽に購入できるゴムで比較的人気の高いゴムですがこのゴムが伸縮性が少ないので三つ編みをした毛先や小さな毛束で結びたい時などに便利ですが普通に束ねる時にはあまりおすすめできません。
引っかからない理由はゴムの表面にシリコン系の油が塗ってあるので1回~2回使用するには引っかからないのですが、何度も使用するとめちゃくちゃ引っかかって髪の毛のキューティクルを破損させる場合があるので注意をしましょう。
このゴムを使用する際には使い捨て感覚で使用する事をおすすめします。
アクセサリーが付いたゴム
こういうアクセサリーが付いたゴムを使用するのが一番おすすめです。
ただし、髪の毛を束ねるのはゴムの伸縮を利用して留めるのですが、ほとんどの方が間違った使い方をしてしまっているので注意が必要です。
このゴムの使い方は後にも説明しますがこのタイプのゴムが一番使いやすいのでおすすめです。
アクセサリーが2つ付いたゴム
子供の髪の毛をまとめるのに一番おすすめなアイテムです。ポイントは2つアクセサリーが付いている事で束ねる事が簡単な所です。
こちらも後で説明しますが髪の毛にクルクル巻きつけるだけでOKなアイテムなので特に人にやって上げる時にはこのゴムを選択しましょう。
髪の毛を束ねるシュシュ
髪の毛を束ねるシュシュなどは髪の毛への負担が少なくておすすめです。ただし髪の毛の量が多い方には少し使いにくい場合があるのでおすすめな方は髪の毛が少ない方や柔らかい方におすすめです。
また、シュシュの場合大人の方が使用するとちょっとしたオシャレになったりするのでおすすめです。
布製(パイル)のゴム
このゴムもおすすめです。一般的に使用している方が多いゴムですがこのゴムは髪の毛に触れる面積が多い為髪の毛に負担が少ないのでおすすめです。
ただし、静電気が起き易いので手洗いをした後、柔軟剤を使用してあげると良いです。
普通のゴム
一番多いゴムです。私達美容師もこのゴムを使用します。ただ毎回結んで輪にするのではなくゴムの伸縮を利用して巻きつけるという感じで使用します。
結ぶのではなく巻きつけるという感じです。ですからゴムを取る時は片方を引っ張れば簡単に取れます。
※美容師さんよっては結ぶ方の方が多い
また、ゴムはなるべく太い方が束ねる時に髪の毛に負担がないのと髪の毛が引っ張られる時に痛くないので可能であればなるべく太い物を使用しましょう。
ゴムの束ね方
まずはベース剤を使用
エルジューダ・エマルジョン | 2プッシュ |
まずはベース剤を使用します。今回はミルクタイプのトリートメントを使用しまずがヘアアレンジをしたい場合はソフトワックスを使用しましょう。
LINKミルクタイプ・クリームタイプの洗い流さないトリートメントおすすめ23種類
ベース剤をなじませる | 全体的にムラなくなじませる |
ベース剤を使用した後はブラシなどを使用してしっかりと髪の毛になじませましょうそうする事によってまとめる事がより簡単になります。
また、トリートメントやワックスは油分があるのでプラスチック製のブラシよりも動物性のブラシの方がより馴染みやすいのでおすすめです。
LINKプロが教えるヘアブラシの選び方・おすすめのブラシとの種類と特徴
ブラッシングで髪の毛をまとめる
真ん中 | 左 | 右 |
ベース剤がなじんだらブラッシングで髪の毛を整えていきます。
今回はまとめ方なので詳しいブラッシング方法はそこまで語りませんがまんべんなく、あほ毛が消えるまでブラッシングしておきましょう。
ある程度なじんだらゴムで結ぶ位置を決めて一度まとめます。
一度髪の毛を束ねる | 手の上の髪の毛をブラシで通す | 通しながら手を閉じる |
からまらないゴムの使い方
絡まらないゴム | 結ぶときは指を3本入れる | 毛先に使うときは2重にする |
まず絡まらないゴムを使用するときは主に毛先など三つ編みをした時に使用しましょう。
1つにまとめる時は髪の毛があまり多く無い方でないときつく結んでしまうので注意してください。
基本的なまとめ方
ゴムに指を3本入れる | ゴムを持ったまま3本の指で髪をつかむ | まとめた髪の毛を上からつかむ |
基本的にはゴムを持ったまま髪の毛をつかみます。あとはゴム輪から髪の毛を出せばひとまずゴムが通せます。
輪から髪の毛を出す | 輪から髪の毛を出す | 1重でゴムが通った状態 |
この状態だとゴムは1重なのでどうしても緩んでくるのでもう髪の毛を通ししっかりとまとめます。
ゴムを引っ張る | ゴムをクロスさせる | もう一度髪の毛を通す |
一度ゴムをクロスさせて同じように髪の毛を通したら完成です。完成したら後は根本にゴムを送って上げれば緩い状態が解消されます。
この状態ではゆるゆる | もう一度手で持つ | 根元にゴムお送る | 完成 |
この状態で緩い場合はもう一度ゴムを通してあげましょう。基本的なゴムの結び方は同じなのでこんな感じです。
毛先に使用する場合
絡まらないゴムの使いどころはこのようなアレンジをした毛先に使用するのが一番適しています。やり方は簡単です。
ゴムを2重にする | 指を3本入れる | そのまま毛先を持つ |
まずゴムを2重にしてここまで説明してきたとおり結びたい所にゴムを持っていけば簡単に結べます。
しっかりと持った状態で | 上からゴムを通す | 完成 |
布製(パイル)とシュシュも同じ
シュシュ | 布製(パイル) |
ここまで説明してきたように2つのゴムも同じ結び方で良いでここからは写真を張っていきます。
まずはゴムを持ちそのまま髪の毛を持ちゴムを通していきます。
ここまでは普通のゴムの結び方なので簡単にできると思いますので主に男性のお父様方が出来るようになると良いと思います。
アクセサリー付きのゴム
次にアクセサリー付きのゴムです。このゴムは簡単に結ぶ事ができるのでおすすめです。結び方は主に2通りあります。1つ目は今までやった通りのやり方ともう一つは巻きつけて留めるやり方です。
巻きつけるやり方がおすすめ
ゴムと髪の毛を持つ | 引っ張りながら髪の毛に巻きつける | 引っ張りながら髪の毛に巻きつける |
まず髪の毛とゴムを一緒に持ちます。ぽんとは親指の上に乗せるような感じです。
次に引っ張りながら髪の毛の周りを一周させます。
※写真は片手なので引っ張れていません。
2週目も同じ | 2週目も同じ | 2週目も同じ |
大体2週ほどするとゴムがあまり引っ張れなくなるのである程度巻き付けたら後はゴムをアクセサリーにはめ込みます。
※髪の毛の量によっては3週ぐらい必要
ゴムを引っ張りアクセサリーにはめる | ゴムをはめ込む | 完成 |
ぐるぐる巻きつけてゴムを留める場合はここまで説明した留め方より緩んでしまって変な所でゴムを結んでしまう心配がないのでおすすめです。
アクセサリーが2つ付いたゴム
アクセサリーが2つ付いたゴムも同じ用にぐるぐる巻きつけて留めます。アクセサリーが1つのタイプのゴムと同じ用に使用してもOKなのですが実は、もう1つの方法があります。
ゴムと髪の毛を持つ | 引っ張りながら巻きつける | ゴムを引っ張り巻きつける | 1週目が終了 |
ここまではアクセサリーが1つのゴムと同じ手順で髪の毛にゴムを巻きつけるようにしていきましょう。
2週目も同じ | 繰り返しゴムを引っ張りながら巻いていく | 3週目も同じ | ゴムが伸ばせなくなったら終了 |
2週目3週目と巻いていきゴムが伸びなくなったら終了です。ポイントは伸びなくなるまで巻くという事です。
もう一つの玉を時計回りにリボンに巻きつける用にねじる |
2つのアクセサリーを交差させるようにネジって行きます。イメージはリボンに玉の方を巻きつけるような感じでOKです。
2つを持ってクルクル | 2回~3回程ねじる | 完成 |
普通の髪の毛の量ですと2~3回程ぐるぐるすればゴムが留まり髪の毛が束ねられます。
この方法がおすすめな理由は無理に結んでいないので外す時にどちらか片方を引っ張ると外れるのでお子様の髪の毛を結ってあげる時に重宝します。
普通の糸ゴム
最後に私達美容師が一番使用する普通のゴムです。ご家庭でも簡単に出来るのでトライしてみてください。
まず髪の毛とゴムを持つ | 時計回りに髪の毛に巻きつける | 2週目も同じように巻きつける | 2週目が終わった状態 |
まずゴムを結んでいない状態で髪の毛とゴムを持ちます。この時に巻き込むゴムは巻き込まないゴムの倍ぐらいの長さにしておきましょう。
そのまま髪の毛を持った状態でゴムを左手で巻きつけていきます。
この時のポイントは髪の毛を持っている手を緩めないでゴムを挟む感じで緩まないように巻き込んでいきましょう。
3週目も同じ用 | どんどん巻き込む | ゴムの長さが同じになったら終了 |
そのままどんどん巻き込み3週目ぐらいでゴムの長さが左と右で同じ長さになったら終了です。
人差し指と親指で挟む | 右手で両方のゴムを引っ張る | 中指か人差し指でゴムを抑える | そのまま一回結ぶ |
同じ長さになったら一度人差し指と親指でゴムの両サイドを押さえます。そのまま左手で両方のゴムを引っ張り一度テンションを与えます。
伸ばした後に髪の毛の上にあるゴムの所に薬指を指すようにするとゴムが緩まないのでそのまま結びます。
ゴムは1回転結びでOK | 結んだ状態 | 右と左を入れ替える | 入れ替えて引っ張れば完成 |
ゴムは1回転入れた結びで大丈夫です。そのままゴムが緩まないように結びましょう。
結んだ後にゴムの右と左を入れ替えるようにして両サイドで引っ張れば完成です。
仕上げに艶出しスプレー | 結び目にスプレー | 完成 |
最後の仕上げに艶出しスプレーをゴムの結び目にかけましょう。
スプレーをする事によりゴムが濡れるので摩擦が多くなりゴムが緩む事がなくなります。この時にハードスプレーでも良いのですがただゴムが濡れればいいので艶出しスプレーでOKです。
後は飛び出ているゴムをカットするか見えないように髪の毛の下にすれば完成です。
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ゴムを取る時
どちらか片方を引っ張れば外れる |
ゴムを外すときはどちらか片方を引っ張れば外れます。ハードスプレーでゴムを留めた場合はなかなか外れませんが艶出しスプレーの場合簡単です。
また、ゴムは切らずに残しておくと繰り返し使用できるので業務用のゴムを購入すると何年も使用できるのでおすすめです。
個人的にはフローラのカラーゴムがおすすめです。
まとめ
今回使用したゴムは最後のゴム以外は全て100円均一で手に入る物ですので探してみてください。
基本的なゴムの使い方や結び方はこんな感じです。うまくまとめる為にはブラッシングも大切ですので参考までに。
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