こんにちは村瀬です。女性にとって髪の毛は本当に大切ですよね、髪の毛って顔全体の6割以上の面積があるため第一印象の8割を決める要因とも言われております。
印象を決める髪の毛ですが傷んだままの髪の毛を伸ばしていけば見た目がやっぱり良くありません。また、傷んでいなくても何もお手入れをしていなければ髪の毛は綺麗に見えません。今回はそんな髪の毛を綺麗にする秘訣と方法を教えます。
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髪の毛を綺麗にする方法
髪の毛が傷む要因はカラーリングやパーマ・ストレートパーマなどの薬剤でのダメージと日常のヘアケアやスタイリングによるダメージが有ります。
薬剤によるダメージは髪の毛の中のタンパク質の流出による痛みなので、流出した所(穴ぼこ)に疑似的に髪の毛に似た成分を入れる事によって何とか扱いやすくなります。
以前トリートメントで髪の毛は治らないというお話をしました。基本的に自宅でも美容室でもトリートメントをしても髪の毛は治りません。
自宅でのトリートメントの多くは髪の毛をしなやかにする成分が入っているので髪の毛が柔らかくなったように感じ、美容室でのトリートメントは傷んだ髪の毛に栄養を補給して栄養が髪の毛から抜けにくいようにコーティングして髪の毛を扱いやすくしているのです。
また、ドライヤーやヘアアイロンの熱による物理的ダメージの場合は髪の毛が炭化しているので実はもう手遅れの状態になっています。
では、髪の毛を綺麗にする方法はどうしたらよいか?答えは単純です。
これ以上傷ませないという事が髪の毛を綺麗にするという方法なのです。
綺麗な髪の毛を手に入れるには髪の毛を傷ませない事
一度傷んだ髪の毛は元に戻る事はありません。
ですから一番大切な事はこれ以上傷まないようにしていく事が大切です。
髪の毛が傷む要因を無くし、毎日のお手入れで髪の毛にダメージを与えない事が大切です。
まずは正しいシャンプーの仕方
まず、シャンプーですがシャンプーの主成分は界面活性剤と言う成分で油を乳化して落とす物なのでシャンプーで髪の毛が治る事はありません。
シャンプーでのダメージは洗浄成分による科学的ダメージとシャンプーで擦る物理的ダメージの両方があります。
ですからシャンプーではこの両方を考えて使用する事が大切です。
まず科学的ダメージの方ではシャンプーの界面活性剤が髪の毛に優しい物を選びましょう。
次に物理的ダメージですがシャンプーの泡は髪の毛と髪の毛がすれ合う摩擦を軽減する為の物ですので必ずしっかり泡立てシャンプーをしましょう。
そして、ただ泡立てる為にシャンプーの量を多く使用するとその分界面活性剤が増えるのでダメージの原因になるので正しいシャンプーの仕方を守りましょう。
正しいシャンプーの仕方でダメージを少なく出来るだけでなくシャンプーの使用量も少なくなるので経済的にも髪の毛にもおすすめです。
参考美容師が伝授正しいシャンプーの仕方を教えます
傷まないドライヤーの使い方
次にドライヤーの使い方です。ドライヤーの熱は髪の毛にダメージを与えます。
じゃ~ドライヤーを使用しない方が良いのでは?と考える方も多いと思いますが、ドライヤーを使用しないで髪の毛を乾かした場合はキューティクル部分に水分がたまっていてキューティクルが開いたままです。
キューティクルが開いたまま寝ると摩擦で髪の毛に与えるダメージが多いので注意してください。
ですから、ドライヤーで髪の毛を乾かすのは必須です。
でも、ドライヤーは髪の毛にダメージを与えるから…という悩みを解決するために洗い流さないトリートメントがあるのです。
また、ドライヤーの使い方ですが私達プロは髪の毛が一番きれいになる水分量でドラーヤーで乾かしたり、ブローをします。これってなかなか難しいですよね。
ですから髪の毛を傷ませたくない方はマイナスイオンが付いたドライヤーは髪の毛に水分を与えてくれるので熱でのダメージを最小限にしてくれます。
ヘアアイロンとスタイリング剤
朝起きてスタイリングする時のブローやヘアアイロン・スタイリング剤も髪の毛のダメージの原因になります。
特にヘアアイロンやブローは髪の毛に熱を与えるので物理的ダメージになります。
これを回避するには巻き髪用のヘアミストやヘアミルクを使用するとダメージになる事を押さえてくれます。
また、ワックスなどのスタイリング剤の場合は直接髪の毛にダメージを与える物ではありませんが。
シャンプーで落ちにくとシャンプーによるダメージになってしまうのでシャンプーで落ちやすい物を使用した方が良いです。
綺麗な髪の毛を成長させる為には?
ここまでは今ある髪の毛をこれ以上傷ませない方法をお話してきました。
ココからは今後伸びてくる髪の毛をどうやって綺麗に伸ばしていくかお話していきます。
健康な髪の毛を伸ばしていく
まず、これから伸びてくる髪の毛を痛みに強い髪の毛にする事が大切です。
以前も記事にしましたが、髪の毛はダイエットや偏食によって髪の毛の太さや伸びるスピードが変わってきます。
これは主にビタミンやホルモンのバランスが関係しております。
その為、普段からの食事や睡眠といった事も重要でバランスの良い食生活・規則正しい生活といった事が重要になってきます。
健康的な生活をおくる事によって綺麗な髪の毛が伸びる要因にもなっているので重要なポイントです。
LINK髪の毛を早く伸ばす方法・正しい知識でロングヘアーを手に入れよう
頭皮ケアできる物を使う
私は肌が弱いので洗浄力の弱いシャンプーを使用しておりますが、洗浄力が弱いシャンプーを繰り返し使用しているとどうしても頭皮の汚れが取りきれなかったりします。
ですから1週間に1~2回ほど頭皮ケアできる物を使用するとより頭皮環境が良くなり綺麗な髪の毛が生えてくる手助けをしてくれます。
また、頭皮ケア系のシャンプーを使用すると髪の毛のダメージが多い方はかなりキシムので使用後のトリートメントは念入りにしてあげると良いです。
髪の毛を綺麗にするためには美容室選びも重要
傷まない美容室選びも重要です。
カラーリングによるダメージやパーマによるダメージ、後は特にカットによるダメージがかなり深刻なのでこれから説明していく事を考慮して美容室を選ぶと良いです。
カットによるダメージ
まず、カットによるダメージですがこれは私達美容師が使用するハサミの切れ味によってかなり変わってきます。
その中でも特に梳きバサミですが。梳きバサミの切れ味が悪い場合特に髪の毛にダメージを与えます。
皆様も経験ありませんか?
たくさん毛量調整してもらうと2~3日抜け毛っぽい切れ毛がタオルや枕についている事が…
これは、切れ味の悪いハサミで切ると髪の毛が切きれなくて押しつぶされた状態で髪の毛にぶら下がっているので起きる現象です。
梳きバサミだけでなく長さを切るハサミも同じで切れ味の悪いハサミで切ると髪の毛が押しつぶされて枝毛の原因になるのです。
ですから、市販のハサミで安易に自分の髪の毛を切るとより枝毛の原因になるという事を頭に入れておきましょう。
オーガニックだから傷まない事はない
次に使用する薬剤についてお話してきます。
良く美容室のチラシなどを見るとオーガニック使用で髪の毛に優しいなどと書いてある事が多いと思いますが。
オーガニックでも髪の毛に与えるダメージは同じです。
カラーリングをするという事は髪の毛のメラニン色素を破壊して明るくするのでオーガニックでも普通の薬剤でもダメージは同じです。
違うのは肌に与える刺激が少ないか多いかだけです。
化粧品登録の薬剤
これが最近一番厄介な薬剤です、特にパーマ液やストレート剤に多くなってきました。ここ何年か規制緩和で化粧品登録の薬剤が増えてきました。
化粧品登録の薬剤は名前からして髪や肌に優しそうなのですが全く関係ありません。
化粧品登録なだけであった薬剤ですし、髪の毛を変化させる物なのでダメージになります。
化粧品登録の薬剤の厄介なところは使用すると髪の毛が潤ったり、ツルツルになるのですがこれは配合される薬剤の一部の保湿効果が高い事で起こる現象なのですが実際は髪の毛は傷んでいます。
これが私達美容室もメーカーやディーラーに『傷まない薬剤です』や『髪の毛の質感があがります』とそそのかされて使用する美容師も多い為です、勘違いして使用している美容師さんも多いのが現状です。
化粧品登録の薬剤は、ここ数年前の規制緩和で薬剤を入れれる濃度が上がった為お肌や髪の毛に与えるダメージが上がった物が多いので注意が必要です。
美容室のトリートメント
美容室で扱いトリートメントは数多く存在します。その為お客様に使用するトリートメントはたくさんあり皆様も混乱すると思います。
私達が使用するトリートメントの種類は簡単にまとめるとこんな感じになります。
PPTの種類
- PPT(栄養補充)
- バッファー剤
- 酸リンス
- 2浴式トリートメント
- 3浴式トリートメント
- 保護剤(シリコンなど)
今回は詳しくは語りませんがトリートメントは大きく分けて次のようになります。
トリートメントの効果
- 髪の毛の保護
- 薬剤除去
- 質感向上
髪の毛を修復する事は一切ないんですよね。
髪の毛をこれ以上傷まないようにする為の物なのでトリートメントをやったから髪の毛が治ったのではなく
質感向上のトリートメントをしたから綺麗になったという認識でトリートメントはした方が良いです。
また、正しいトリートメントはこれ以上傷ませない為にやる物だと思っておいた方が良いです。
髪の毛を綺麗にする方法と秘訣のまとめ
最後に簡単にまとめるとこれ以上傷ませないようにする事と、これから傷ませないようにする事が大切です。
次回は美容室でのトリートメントについて詳しく書いてみます。
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