こんにちは村瀬です。
皆様は基礎化粧品の価格はどれぐらいですか?
化粧水に1万円・美容液に1万円・美容クリームに2万円ぐらいが相場でしょうか?
化粧水は1000円~2万円と価格は様々です必ずしも高い方がいいと言う訳ではありません。
価格 = 価値と言う考えが正しいと思います。今回は基礎化粧品の価格と機能について少しお話ししていきます。
※2017年6月追記
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基礎化粧品の価格が高い理由
まず初めに言っておきますが化粧品類の価格はでたらめすぎます。
そして意味の解らない価格設定がされている事が多くあります。
実際どこのメーカーの基礎化粧品とは言いませんが1000円の化粧水と1万円の化粧水の製造元も成分も同じっていう事もあります。
これは過去に美容師が語る美容商品の裏側と言う記事でもお話しましたがシャンプーやトリートメント・化粧品類は大体同じ工場で製造されます。
ですから、実は同じ成分で販売メーカーが違うだけで価格が変わってきます。
基礎化粧品の価格について
基礎化粧っていうと様々なタイプの物がありますが価格も本当にまばらです。
では基礎化粧の価格を決めるポイントをいくつか挙げてみます。
ポイント
- 高価な成分
- 人件費
- 広告宣伝費
- パッケージ代
- 大量生産
- 研究費
ではそれぞれを詳しく説明していきますの良く理解しておきましょう。
基礎化粧に含まれる高価な成分
高級な成分が入っているから価格が高くなるというのは全くのでたらめです。
この記事にも書きましたがシャンプーも基礎化粧も同じです。化粧水・美容液・美容クリームの主成分は表示される成分の3~4つでほぼ完結しております。
特に化粧水ですと100%一番多く配合される成分は水です。この水の配合量は40%~60%ぐらいで商品によって様々ですがほぼ大半を占めています。
その次に配合される成分は油分系の成分になります。化粧水の場合はグリセリンやシア油などがその次に多く配合されます。
実はこの段階で化粧水のスペックは8割決まります。配合される成分の上位4種類は水と油なのでこの順番や配合される油分の性質によって化粧水は決まります。
5番目以降に配合される成分や高級な成分は1%~10%しか配合されません。むしろ商品的に配合できません。
ですから化粧水200ml中に1ml~10mlしか配合されていないのが現実です。
基礎化粧と人件費
基礎化粧の場合ほぼ人件費が6割ぐらい占めていると思います。
基礎化粧を選ぶにあたって一番大切な事は自分の肌の状態がどうなっているのかやどんな物を使ったらよいか素人である皆様にはわからないからです。
ですからしっかり勉強したスタッフや社員の方が肌の状態に合った基礎化粧をチョイスしてもらう必要があるからです。
また、それをどうやって使用したらよいのかをしっかり指導してくれる人がいて基礎化粧品の性能を100%引き出す事が出来るのです。
それ以外にも季節の変化やお肌の変化に合わせて基礎化粧の種類を変更する必要があるので『肌診断』が毎回必要になってきます。
最近はどこでも『肌診断』は無料で受けられますよね?
しかも大手エステメーカーだと肌の状態を細かく分析してくれて基礎化粧のサンプルまで丁寧についてきます。
それ以外にもお昼ご飯や保育士さん付きの託児所まで無料で利用できる所が多くあります。
あれって実際は『無料』ではなく商品にコストが入ってしまうのです。
しかし、素人目線では使い方も商品の知識もないのでどれを選んだらよいのかわからないのでこういったサービスは必要ですがどうしても価格が高くなってしまうのです。
広告宣伝費
これは皆様もご存じのとおりCMや広告で商品をアピールする宣伝費ですね。
当然CMでモデルを使用した場合は広告宣伝費が大きくなるので商品に入ります。
で、CMをやっている商品を広告宣伝費を掛けているので商品の原価が安いに違いないって思ったりする方が見えると思いますがCMとやっているから原価が安いとかそういった事ではなくここまでお話してきたとおり化粧品類の主成分は水と油なのでもともと安いのです。
ですからCMをやっているからとか全く関係ないのです。
また、CM以上以外にも1万円の物を売るのに9千円も広告宣伝費をかけている商品もあったりもしますがそれでも利益が出る物なのです。
パッケージのデザイン
パッケージのデザインもかなりのコストがかかります。
シャンプーやその他の商品の成分にこだわらなくなった理由と言う記事でも書きましたが私は一度シャンプーの製造に携わった事があるので言ってしまいますがシャンプーや化粧水のボトルの価格は5円~100円かかります。
このボトルにプッシュできるポンプを付けると5円~10円ほどかかります。
さらにパッケージに印字させるともっとコストがかかるのでシールに印刷してボトルに張ったりしてコストを下げます。
こういったどこにでもあるボトルはもっとも流通しているので価格が押さえれます。
で、ここまでお話してきましたがかわいいパッケージやオリジナルティーあふれるボトルの場合は実は中身よりも高くなったりするケースもあるのです。
大量生産によるコストダウン
これはどこの業界も同じですね。大量に仕入れをすると安くなります。
これは当たり前なのですが重要なのは大量に生産しても売れるかどうかなです。
当然CMや広告宣伝費をかけている商品であれば売れるので大量に生産できます。
逆に売れる仕組みがないと大量に生産する事が出来ないので商品の価格が上がるという事です。
良く美容師さんとかも言いますが市販品は大量生産だから質が悪いとか言いますが実は全く関係ありません。
逆に少量生産だからただ単純に価格が高くなるのです。むしろ『売れていないから』から少量生産になるのです。
化粧品を開発する研究費
基礎化粧は薬ではないので美白されるとかニキビが治るとかしわが伸びるとか肌が綺麗になるとかそういった効果はありません。
美白の場合は日焼けをしない工夫をしていたりメラニン色素が出来る原因をどうするか?を工夫していてニキビ用の基礎化粧品は肌を清潔にしたり皮脂の分泌を抑制してくれるようになっています。
あとはただ保湿しているにすぎません。
ですから化粧品を開発するにあたって、しわ・ニキビ・美白に対してどうしたらよいのかを日々様々な研究をしています。
特に最近多いのはしわを伸ばす為に使われる成分は油・水・シリコンを混ぜ合わせたポリマー系の成分や人工に作られた成分が多く存在します。
で、実際こういった成分は肌のしわが伸びるとかどうとかいうものではなく液状になっている成分が乾くと成分がちじむ事を利用しているわけです。
成分が乾燥する事に起きる現象をお肌に応用して使用する事で人工的に肌を引っ張っているという事なのです。
こういった成分は化粧品関係に配合される割合が決まっているので極少量になりますが何となく結果が出たような感じがします。
で、成分を開発するメーカーは決まっていますが自社で独自に開発するには莫大な資金が必要になってきます。
ですから開発した成分は必ず商品の価格に入ってくるのです。
基礎化粧品の実は製造メーカーの大本は大体同じ
実は化粧品関係は大手メーカーが開発して生産をどこかの工場に依頼するか製造メーカーに開発を依頼するのどちらです。
ですから同じ製造メーカーが大手メーカーの商品を作っている事も珍しくはありません。
特に最近はOEMと言う製品が多く存在しており同じようなスペックで違うメーカーが販売していたりします。
LINK美容師が語る美容商品の裏側
で、ここまでお話してきたとおり販売するには何かしらのコストがかかります。
このコストのどれかを省けば同じ物でも低価格で販売できるというわけです。
私が以前説明した化粧品も同じです。
パッケージも見ての通りあまりオシャレではありませんよねね。それ以外にも広告宣伝費をかけていません。
ですから私達美容師さんが説明して販売するだけでコストがあまりかかっていないので価値として非常に高い物になります。
この商品と同等のスペックの商品もたくさんありますが広告宣伝費等で価格が2倍~3倍程になるという事です。
基礎化粧品の価格と価値
ここまでお話してきたとおり基礎化粧品は必ず何等かの費用が掛かり商品が高くなります。
一番費用がかかるのが人件費です。肌を見極めておすすめの商品を紹介してくれるだけで安心して化粧品を選択できるようになるのでとても重要な事ですが。
もし、プロに頼まないで化粧品を選択するには自分の肌がどんな状態なのか?理解して使用する基礎化粧品がどんな物なのかを理解すると言う事です。
とても難しいですよね?
しかも、自分の肌がオイリーなのかドライ肌なのかを知るには比較する対象者がいないと実際はどうなのかもわかりません。
ですから何人もの人の肌を見てきているプロに教えて貰うという事はとても大切な事です。
こういった事に価値があるので化粧品が高価でも売れるという事ですね。
また、こういった『カウンセリング化粧』ではなく化粧水が1万円する物もありますがそういうサービスを受けれないのに本当はどうなのかが疑問を感じてしまいますよね。
基礎化粧品を選ぶのに必要なポイント
個人的な意見ですが基礎化粧は保湿しているだけなので本当にあまり意味がありません。
大切な事は保湿してる成分がなんなのかを知る必要があります。
保湿している成分はほとんど合成された油系(シリコン・セラミド・ポリオクタニウム系)の成分です。
そこへ、ヒアルロン酸・ビタミンC・コラーゲンなどの水分を保持する成分が加わり後は植物系の油脂などで構成されています。
で、保湿性の高い成分が配合されている場合はべた付きます。化粧水やクリームなどのべた付きを少なくして保湿力を上げるにはシリコン系の物やポリマー系の物になるという事です。
こう言った成分はなんだか肌に悪そうなイメージがあるという方は安心してください。天然の物よりも合成された物の方がトラブルが少ないのです。
基礎化粧品で重要な事は、保湿する成分がサラサラなのかしっとりなのか自分好みの質感が得られる成分なのかを探す必要があります。
ここで重要な事は何度も言いますが、〇〇という成分が入っているからお肌にいいとか綺麗になるという物ではなく保湿されてお肌の調子がいいというだけの事と言う事をご理解ください。
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安くておすすめな基礎化粧
ここまで長々とと説明してきましたがおすすめの化粧品おご紹介します。
まず、ここでおすすめする化粧品はコスト面を徹底的に排除しているのでかなりお安く手に入るという事です。
しかし、大切な事は自分の肌の状態を知ってどんな物を使ったらよいのかを知るという事です。
ですからエステの無料肌診断をしてから保湿した方がいいのかさっぱりした方がいいのかを知っておくと良いと思います。
市販では無印良品店がおすすめ
無印良品の化粧水や美容クリームは本当に良くできています。製造メーカーは有名な所で大手メーカーも同じ所で商品を作っています。
それ以外にもこのメーカーのグループ会社に化粧品関係を成分を開発するグループ会社があります。
実は、このグループ会社で開発された成分はほとんどのメーカーが利用しているので多くの商品に使用されるという事です。
で、無印良品店と言う商品は今はブランド化されていますがもともとは『パッケージ』や『製造工程』を簡略化してシンプルにする事で価格が安くなっている商品なのです。
ですから製造は同じメーカーだったりするのですがパッケージが違うだけと言う商品もあったりします。
私達プロが使用するヘアクリップも同じ所で製造されていたりもします。
化粧品関係も低価格でシンプルなパッケージになっており広告宣伝費や人件費をかけていないので良い物がお安く手に入ると言う事です。
そこで、無印良品店の化粧品を選ぶにあたってポイントですがまず大きく分けて4種類のシリーズがありシリーズ事にそれぞれ肌に質に合わせて選ぶようになっています。
無印のスキンケアシリーズ
- 敏感肌シリーズ
- バランス肌シリーズ
- エイジングケアシリーズ
- オーガニックシリーズ
これを少し言い換えると次の通りになります。
特徴
- 敏感肌 = 余分な物があまり入っていない
- バランス = 保湿成分を少し配合
- エイジング = 保湿成分を複数配合
- オーガニック = 保湿成分が天然由来
敏感肌タイプは基本的な成分だけで構成されているのでお肌のトラブルの原因が少ない商品でバランスタイプはさらに保湿成分をプラスしたという感じになっております。
エイジングシリーズはさらにヒアルロン酸やコラーゲンと言った成分をさらに配合する事により保湿力を高めているのが特徴です。
最後にオーガニックシリーズは保湿成分を天然由来の成分に変更されているので肌に優しいというより天然由来の成分になって居ます。
で、敏感シリーズ < バランスシリーズ < エイジングシリーズの順番で保湿力が高いのですが成分が多くなる分トラブルのリスクも高まるという事です。
私が個人的におすすめのラインナップはバランス肌シリーズの高保湿タイプです。
敏感肌シリーズの高保湿タイプもおすすめですが少し質感が物足りない気もすると思います。
その他のさっぱりタイプの物はオイリー肌の方や若い年頃の年齢の方で皮脂の分泌が多い方におすすめします。
ただ注意をしてほしいのはさっぱりタイプはエタノール系の成分で肌を引き締める事により皮脂の分泌を抑えるので肌が乾燥するケースもあったりするので使用は十分気を付けてください。
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無印良品店のバランス肌用化粧水
私がおすすめなのはバランス肌シリーズの高保湿タイプの化粧水です。
保湿している主成分を成分はグリセリン、ヒアルロン酸Na、ポリクオタニウム-51が主な成分です。
敏感肌シリーズの高保湿タイプもおすすめなのですが上記の成分の保湿成分が少し少なく配合されているのと油分系の物が少ないので物足りない感じがするかもしれません。
その分トラブルが少ないという事ですが一長一短になります。
バランス肌シリーズの化粧水は適度に配合されているのでおすすめなポイントです。
成分
水、グリセリン、DPG、ジグリセリン、PEG-75、ヒアルロン酸Na、クマツヅラエキス、ウコン根エキス、オルトシホンスタミネウスエキス、ポリクオタニウム-51、オリーブ油脂肪酸セテアリル、オリーブ油脂肪酸ソルビタン、BG、アルギニン、カルボマー、クエン酸Na、ポリソルベート80、PEG-60水添ヒマシ油、10-ヒドロキシデカン酸、1,10-デカンジオール、セバシン酸、メチルパラベン、フェノキシエタノール、香料
無印良品店のバランス肌用美容液(乳液)
バランス肌シリーズの乳液は植物油をベースとして軽い被膜を作るシリコンで保湿をしてくれます。
その他は結構をよくしてくれる成分が配合されているので化粧水で補給した水分を保湿してくれながら肌に薄い被膜を作ってくれます。
シリコンは肌の毛穴を塞ぐイメージですが安心してください乳液に配合されるシリコンはシクロペンタシロキサンと言う種類のシリコンで肌の毛穴を塞ぐ事もなくトラブルになる事もない安全な物なので安心してください。
乳液や美容液は化粧水より油分が多くなっている商品なので化粧水に配合できない油分が多い物と思って使用しましょう。
成分
水、オリーブ果実油、DPG、PEG-75、パルミチン酸エチルヘキシル、シクロペンタシロキサン、グリセリン、オルトシホンスタミネウスエキス、クマツヅラエキス、ウコン根エキス、10-ヒドロキシデカン酸、ポリクオタニウム-51、ヒアルロン酸Na、グリコシルトレハロース、アラントイン、BG、ミリスチン酸オクチルドデシル、ステアリン酸グリセリル、ベヘニルアルコール、ステアリン酸PEG-75、ポリソルベート80、カルボマー、アルギニン、加水分解水添デンプン、セバシン酸、1,10-デカンジオール、トコフェロール、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、香料
無印良品店のバランス肌用保湿クリーム
バランス肌シリーズの保湿クリームは保湿性の高いシクロペンタシロキサンと言うシリコンをベースに植物性の油分で構成されます。
その他に保湿作用の高い成分を配合させていますがほとんど油がメインになって居るので一番保湿の高いアイテムになります。
化粧水・乳液を使用しなくてもこれだけで十分保湿できるのでその他の物は使用しなくても良い感じになりますが3つ使わないとなんだか気持ちが悪いという方はどうぞ!
成分
水、シクロペンタシロキサン、パルミチン酸エチルヘキシル、DPG、グリセリン、オリーブ果実油、ミツロウ、ベヘニルアルコール、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸PEG-75、ポリソルベート60、ヒアルロン酸Na、クマツヅラエキス、ウコン根エキス、オルトシホンスタミネウスエキス、ポリクオタニウム-51、BG、アラントイン、セバシン酸、10-ヒドロキシデカン酸、1,_10-デカンジオール、クエン酸、クエン酸Na、トコフェロール、メチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、フェノキシエタノール、香料
高くてもおすすめの化粧品
ここまで説明してきたとおり大手メーカーの基礎化粧品は研究費や人件費などでとてもコストがかかっている化粧品が多い。特にポーラの基礎化粧は国内でも最高峰のブランドとして認知されていると思います。
特にポーラのBAシリーズは最高峰のブランドで国内外の研究機関と協力しながら、最新の生命科学研究を進めています。
その為B.Aセラムレブアップは様々なスキンケア部門でいい評価を得ています。
B.Aセラムの特徴
- MAQUIAベストコスメ2016下半期・ベスト・スキンケア大賞
- VOCE2016年下半期美容液・オイル部門1位
- 美的 美容賢者が選ぶ 2016年ベストコスメ・美容液部門 第1位
今使っているスキンケアに+BAセラムを足すという感じでしたら無理なく高い基礎化粧品を体験する事が出来す。
ただ、ポーラの最高峰のBAシリーズは実は一つの商品が1万円前後するのですべての基礎化粧品を購入すると10万程かかります。
でも安心してください。
そんな方におすすめなのがBAシリーズから生まれたREDシリーズはお手軽にポーラの基礎化粧品が体験できます。
しかもトライアル価格なので比較的購入しやすくなっています。
基礎化粧品のまとめ
ここまでで気づいたと思いますがぶっちゃけ化粧水は水がメインで後は同じような成分の配合量を少しずつ変えただけなので全部同じなのです。
重要な事は保湿するようにたくさんの量を使用する事です。
また、配合成分がほとんど水なので化粧品関係の原価はメチャクチャ安いのです。
そして特に全国販売されている商品になると大量生産なのでかなりコストが抑えられるので非常に安くなります。
また、どんなに良い基礎化粧もただたんに保湿しているだけですので肌が綺麗になるのは新しく細胞が出来るからです。
これは髪の毛もお肌も同じ事なのです。
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※追記・資生堂とポーラから発売のしわ改善クリーム
さて今話題のポーラと資生堂から発売しているしわを改善するクリームですが。
今までは薬事法と言うものがありしわがなくなるとか改善できるという事が基礎化粧品では語るのがNGでした。
しかし、厚生省認可でシワを改善できるクリームがポーラからは2017年1月・資生堂からは2017年6月21日に販売されました。
厚生省認可とは一定の研究データと実際のモニター数を経てようやく認可されるもので莫大な時間と研究費がかかります。
これはジュースなどの特保と同じようなもので実際に効果が認められた物だけ効果があると言える物です。
ここまで人件費や研究費のお話をしてきましたがここからはそれなりにお金のかかっている商品で実績のある物です。
また、ネットでも気軽に購入できますがやっぱり肌のカウンセリングを受けながら購入する事をおすすめします。
ポーラ・リンクショット・メディカル
ポーラのリンクショット・メディカル・セラムの有効成分はニールワン。ニールワンは認可される事により医薬部外品でもシワを改善すると言えるようになった日本では一番初めシワを改善できるとして。2017年1月に発売されました。
化粧品 | 薬用(医薬部外品) | 医療 | |
効能 | 乾燥によるシワを目立たなくする | シワを改善する | シワを治す |
条件 | 一定の成果が見られた物に表記可能 | 認可された物にだけ表現可能 | ボトックス・レーザー・ヒアルロン酸注射 |
今までの医薬部外品ではシワを改善するって事が言えなかったのがこの2社の商品だけ実際の効能が認められました。
リンクショット・メディカル・セラムは、7割の人が12週間の使用で目尻のシワの改善効果が認められ、シワが浅くなり、最もシワが浅くなった人のシワ改善率は34%になります。
これについては今後詳しい記事を書きますがポーラ・リンクルショット・メディカル・セラムは正しい使い方をして初めて効果が出るのでネットで購入する前に必ず百貨店かポーラのお店で詳しい説明を受けて購入する事をおすすめします。
資生堂・エリクシール シュペリエル エンリッチド リンクルクリームS(美容濃密リンクルクリーム)
エリクシール シュペリエル エンリッチド リンクルクリーム S 15g【医薬部外品】
資生堂からは2017年6月21日に発売されたエリクシール・シュペリエル・エンドリッチクリームSこのクリームの有効成分は純粋レチノールです。
資生堂自体この純粋レチノールは自体は肌あれの有効成分として医薬部外品に配合してきました。純粋レチノールは熱、光、酸素に対して弱く、非常に不安定な成分で今回はこの純粋レチノールとこの成分が分解されないようにできた特殊容器とで認可を受けた商品です。資生堂は9週間でシワの改善が認められています。
資生堂とポーラどっちがいいのか?
資生堂のシワを改善するクリームは主に肌の中のヒアルロン酸を増加してくれる事によりお肌のハリがでてシワを改善するに対して、ポーラはシワのお肌のコラーゲンやエラスチンを破壊してしまう酵素を抑制する事によりシワを改善するなんです。
つまりどちらも改善なんですが資生堂はお肌の水分量を増やしてシワを改善。ポーラはシワの原因を改善する事によってシワを改善なんですよ。
ポイント
- 資生堂は水分量を増やして改善
- ポーラは原因を改善
また、効果が現れるまでの日数を比べてみると資生堂が9週間に対してポーラは12週間で効果が認めらています。
つまりヒアルロン酸の増加により水分量を増やした方がシワがなくなるまでの結果が速い事になり、シワの原因を改善する方が時間がかかるという感じになります。
これを少しいいかえてお話すると、資生堂は即効性があるけど使うのをやめたらどんどんもとに戻るに対して、ポーラは原因を解決しているので使うのをやめてもある程度持続性があるのです。
これは、シワの種類や深さによっても変わると思うのですが、しわが深い方は資生堂の方が良いと思います。シワが少なくこれからケアしていきたいと思っている方はポーラの方がいいと思います。
ポイント
- 速効性は資生堂
- 遅いけど解決するならポーラ
最後にまとめ
ここまでお肌のお話をしましたが髪の毛も同じです、髪の毛の手触りを良くするには美容室でトリートメントをすれば比較的良くなりますがダメージの根本的な解決では無いように、お肌もシワなどを改善する事が出来る時代になりましたが実際はなってしまったものを改善する事よりも、なる前に対策をするという事が大切です。
では今回の追記はこのへんで。
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