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ストレートパーマと縮毛矯正の違い

更新日:

女性

こんにちは村瀬です。

今回はストレートパーマと縮毛矯正の違いをお話していきます。

縮毛矯正って一昔前までは特殊技術だったのですが現在はどこでも受けれる施術になってきました。

逆に時代の流れと言うかストレートパーマと書かれている施術はほとんどが縮毛矯正です。

ですから安心して縮毛矯正って予約をしなくても大半は大丈夫です。

そんな違いをお話しながら縮毛矯正の怖さをお話していきます。

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ストレートパーマ

ストレートパーマ ストレートパーマ ストレートパーマ
薬剤を付ける 真っ直ぐにする&薬を付けて髪の毛を固める 完成

LINKヘアアイロンとパーマはどちらが傷むのか?

 

一昔前までストレートパーマの技術のイメージはこんな感じです。

でも実際はくせ毛の方が真っ直ぐになっているのは2週間~1ヵ月程度でした。

理論的には真っ直ぐになるのになぜか真っ直ぐにならなかったんですよね。

 

その理由はプロが教えるくせ毛の出る5つの理由でも説明しましたが髪の毛の中は固い成分と柔らかい成分でできております。

ですから柔らかい成分は当然薬剤ですぐに真っ直ぐになるのでが固い成分には薬剤が浸透しにくくはなかなか真っ直ぐになりませんでした。

また、薬剤を付けた後に真っ直ぐな状態を維持する為の技術があまりなく専用のパネルを髪の毛に付けてそのパネルの重さで伸ばすという荒業でストレートパーマをかけていたりしていました。

現在のストレートパーマ

現在のストレートパーマの考え方も一昔前のストレートと考えは同じです。

少し違うポイントは薬剤がより浸透しやすくなった事と髪の毛の成分に近い物(シリコン系)を髪の毛に浸透させる事によりより真っ直ぐになるようになりました。

毛髪

現在のストレートパーマの施術は『ボリュームコントロール』や『パーマ落とし』っていう感じに言われていますが実は軽いくせ毛の方であれば真っ直ぐになります。

縮毛矯正ストレート

現在美容室で『ストレートパーマをお願いします』ってオーダーすると自動的にこの施術になると思います。

施術方法はストレートパーマとほとんど同じですが薬剤を使用した後に伸ばすという行為をブラシやアイロンで使用する所です

ストレートパーマ ストレートパーマ ストレートパーマ ストレートパーマ
薬剤を付ける 髪の毛が柔らかくなる アイロンやブローでくせを伸ばす 髪の毛を固める

こんな施術理論です。この辺はデジタルパーマやアイロンパーマと同じ理論です。

参考:コテパーマ・デジタルパーマ・パーマ・コスメカールの違い

 

縮毛矯正の一番重要なポイントは薬剤の選び方も重要ですがパーマとは違い薬剤の浸透させるレベルが違うという所です。

 

パーマで柔らかくなった度合が10%~30%ぐらいとすると縮毛矯正は60%~70%ぐらいの柔らかさにします。

100%柔らかくなった状態だとメチャクチャ真っ直ぐになりますが毛髪の損傷が高くなるので一部の方を除いては大体60%~70%ぐらいの柔らかさで施術を行ないます。

縮毛矯正でアイロン&ブローを使う理由

ブローの仕方

縮毛矯正の場合アイロンやブローで真っ直ぐするので髪の毛の真っ直ぐにしているのでパーマのかかる理由から考えても普通に真っ直ぐの状態にしてかけるパーマなので真っ直ぐになるというのが一般的な考えです。

 

でも、実はブローやアイロンを使用する本当の理由はまだあります今回はそんな理由をお話していきます。

参考:自宅で出来る正しいブローの仕方とドライヤーの乾かし方

その①・アイロンやブローの熱で髪の毛の中で薬剤が反応する

毛髪 ストレートパーマ パーマ
CMCに薬剤が浸透 ヘアアイロンの熱で反応する 薬剤が到達して反応する

LINK【プロ向け】トリートメントで髪の毛を綺麗にする方法

実は縮毛矯正でヘアアイロンを使用する本当の理由は髪の毛の中に入っている薬剤を熱により過剰に反応させる事が本当の理由です

薬剤を浸透させた後にヘアアイロンを使用する事により髪の毛の形を作っているこの部分まで薬剤が浸透し反応するって事です。

 

でもこれって、なぜアルカリ性だと髪の毛は傷むのか?でもお話したとおり髪の毛の中にCMCと言う油の成分がありますがこれが縮毛矯正の薬剤とアイロンによる熱で溶けだす原因だったりもします。

これは薬剤を入れた鍋に髪の毛を入れてぐつぐつ煮るのと同じイメージです。

その②・キューティクルをプレスするのでツルツルになる

ストレートパーマ ストレートパーマ
アイロンでキューティクルが張り付く

ヘアアイロンをした場合単純にキューティクルが閉じて綺麗になります。

その為髪の毛が傷んでいるのですがストレートパーマをした場合なんだかツルツルになった感じがします。これはキューティクルが閉じた状態にして毛髪を固めるからです。

それ以外にも縮毛矯正の場合ヘアアイロンでキューティクルを潰して無理やり真っ直ぐにしている部分もあります。

その③・キューティクルが圧縮されて凸凹がなくなる

ストレートパーマ ストレートパーマ
キューティクルの間にあるCMC プレスで圧縮される

髪の毛に煙の臭いや油の匂いが付く原因と対策という過去の記事でも書きましたがキューティクルは1枚3構成で1セットです。そのキューティクルが平均3~6枚ほど髪の毛に張り付いています。

キューティクルの間は接着剤としてCMCと言う物質があるおかげで張り付いています。でもこれってヘアアイロンによる過度のプレスによりこの部分が圧縮してしまいます。

ですから物理的に形が真っ直ぐに矯正されます。

しかし、このプレスをやりすぎるとカラーやパーマの通り道がなくなってしまうので問題でもあります。

LINKプロのカラーリングの技法と理論をちょっと公開するよ

その③・物理的に髪の毛全体がつぶれる

ストレートパーマ ストレートパーマ
ヘアアイロンの過度のプレスにより 物理的に潰れる

最後物理的に潰れるという事です。

以前にもヘアアイロンの記事でも書きましたが過度にプレスする事により物理的に髪の毛は潰れます。潰れた場合はもう髪の毛の内部の物質がなくなってしまったり内部の構造がぐちゃぐちゃになります。

ですから潰した方が真っ直ぐになりますがもう髪の毛ではなくなってしまうという事です

 

LINKヘアアイロンの適正温度と熱で髪の毛が傷む理由正しいヘアアイロンの使い方

縮毛矯正が真っ直ぐにならない理由

この事から縮毛矯正で真っ直ぐにならない理由は2つです。

  • 薬剤を過剰に反応させてない
  • アイロンで過度にプレスをしていない

ここまで読んでいただけた方は分かると思いますが実は真っ直ぐにすればするほど髪の毛じゃなくなります。逆にこの2点を考慮すると縮毛矯正は伸びません。

むしろ自然に伸ばそうとするとブローで真っ直ぐにするので髪質によってはくせ毛は残ります。

真っ直ぐにする事は簡単だけど傷みを最小限にして伸ばす事って本当に難しのです。

縮毛矯正をするとカラーがうまくできない

髪の毛はヘアアイロンや縮毛矯正を行うとカラーリングの色がおかしくなります。これは髪の毛が炭化現象と言う熱によるダメージで髪の毛が炭っぽくなったりこげて茶色い色が出てしまう事が原因です。

それ以外にもキューティクルを圧縮しすぎるとサラサラになりますがカラーリングが入りにくくなります。

ですから縮毛矯正をしている方は安易に自分でカラーをしてしまうと必ず根本が明るくなったりかけている所とかけていない所の差が生じてしまうのです。

LINKヘアアイロンの適正温度と熱で髪の毛が傷む理由正しいヘアアイロンの使い方

縮毛矯正とブローストレートとストレートパーマの選び方

ここまでお話してきましたが縮毛矯正って本当に怖い施術です、しかも施術も使用する薬剤などたくさん使用しますのである程度お値段がするのです。

今回は私はどれをしたらよいのかなってポイントをお話していきます。

 

まずくせ毛の原因4はつのパターンがあります。触ったり濡れている状態でほとんどわかります。

波状毛 念転毛 縮毛 連転毛
波状毛 念転毛 縮毛 連休毛

LINKプロが教えるくせ毛の出る5つの理由とクセ毛に対応したおすすめシャンプー

ポイント

  1. 濡れている時にストレートだけど乾かすと癖がでる
  2. 念転毛の場合は濡れていても乾いていても同じくせがでる
  3. 縮毛の場合は濡れていても乾いていてもくせ毛で触った感じがざらざら
  4. 連球毛は縮毛同様さわるとチリチリしている

こんな感じですが①の場合はストレートパーマ十分に伸びます。

②の場合はブローストレートで真っ直ぐになります。

最後に④~⑤は髪の毛が真っ直ぐになって居ない構造なのでプレスをしたり髪の毛の中身を補充しなが縮毛矯正をしなければいけません

LINK美容院のPPTトリートメントの種類と効果

ストレートパーマと縮毛矯正の違い・まとめ

最後に最近は簡単にどこでも出来る技術になってしまいましたが、縮毛矯正は毛髪を変化させるので一度やった髪の毛は何度もデザインの変更が出来なくなるというぐらいの認識で施術しましょう。

 

何度も言いますが真っ直ぐにするのは簡単です。

でも、髪の毛の状態を保ったまま真っ直ぐにするのが難しいのです

 

もちろん、施術や薬剤、スキルによって出来るできないに差があるので後は美容師さん次第になると思います。

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