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カラーリングした髪の毛はなぜ色落ちするのか理由と対策

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カラーリングした髪の毛はなぜ色落ちするんだろう?

こんにちは村瀬です。美容室でも自宅でもカラーリングをしたら長持ちさせたいという方が多いと思います。

カラーリングを長持ちさせる為に弱酸性のシャンプーやアミノ酸系のシャンプーを使用する方も多いと思います。

しかし、まってください。

なぜ酸性やアミノ酸系のシャンプーが良いと考えられているかと言うと。カラーリングした髪の毛はアルカリ性に傾きキューティクルが開きカラー剤の色素が外に出やすい。そのためキューティクルを引き締める酸性シャンプーがいいと言う理屈です。

でも、実際はカラーの色素は『酸性』に傾くと色素が濁り退色と言うより色が変わってしまいます。

美容室でパーマやストレートパーマの薬剤を付け髪の毛を柔らかくした後に『2剤』と言われる元に戻す薬剤は酸性が強いとカラーが変色してしまいます。

その為パーマ剤やストレートパーマを作るメーカーは2剤をあえて『過酸化水素水』ではなく『ブロム酸ソーダ(臭素酸塩)』にします。この辺は美容師さんしかわかりませんが簡単に言えば一気に酸性にするとカラーが濁るのでゆっくり酸性に傾ける薬剤を使用します。

参考:ヘアアイロンとパーマはどちらが傷むのか?

 

このようにアミノ酸とか酸性シャンプーだからカラーリングした髪の毛の色が長持ちするとは限らないのです。

では、なぜカラーリングした髪の毛の色が変わっていくのかを説明していきます。

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カラーリングの色が変わる原因

カラーリングで髪の毛の色が変わる原因は次の4つです。

色が落ちる原因

  • 酸性での変色
  • 毎日のシャンプーによる退色
  • 紫外線による退色
  • 熱による変色

では、どうしてこれらが原因でカラーリングした髪の毛の色が変わってしまうのかをお話します。

酸性によるカラーの変色

カラーの退色

基本の毛髪科学P111ページより

この写真を見てもらってもわかるように実際カラーリング後にアルカリ性の水溶液と中性の水溶液・酸性の水溶液に付け込んだ実験です。

上の髪の毛が実際の髪の毛で下は色落がどれだけ水溶液に出たのかです。

写真を見ると酸性の方が水溶液に色が出ていませんが、髪の毛の色が変わっている事が解ります。

カラーリング後の髪の毛は酸性に傾くと髪の毛が変色してしまうのです。

ですから酸性シャンプーだからカラーリングが長持ちするとはいいきれませんよね?

毎日のシャンプーによる退色

  カラーリングした髪の毛  カラーリングした髪の毛 キューティクルがしまった髪の毛
カラーリングをした髪の毛 開いたままだと 閉じていた方がいい

冒頭でもお話しましたがカラーリングした髪の毛はアルカリ性に傾きます。

髪の毛はアルカリ性にかたむくとキューティクルが開き内部の栄養やカラーリングの色素が出やすい状態になります。

ですから、キューティクルが開いている状態で毎日シャンプーをする事によりカラーの色素は落ちやすい状況と言えます。

しかし、間違っていません?カラーをした日のシャンプーをしてはいけない理由でも書きましたがカラーリングの色素は落ちやすい物と落ちにくい物と別れていてキューティクルが開いていても閉じていてもあまり関係ありません。

カラーリングの色素は酸化重合によって大きくなっているのでキューティクルが開いているから髪の毛の外に出るというものでもないのです。

シャンプーでの色落ちの一番の原因は髪の毛の内部のタンパク質やカラーの色素を流出させてしまう程の洗浄力のシャンプーを使用しているからです。

 

ですからシャンプーはアミノ酸系や酸性の物を使用した方がいいとずっと昔から言われてきました。

しかし、カラーリングした髪の毛は酸性に傾くと変色してしまうのも事実です。

 

紫外線による退色の原因

紫外線による退色は髪の毛だけではありません。

服でも日当たりの良い場所に干すと知らない間に退色してしまいますよね?

これは紫外線が色素を分解するからです。服以外に髪の毛の色素も分解します。

特に紫外線の強い時期にはより髪の毛の退色が早いので夏場などUVクリームや洗い流さないトリートメントを付ける事が有効です。

参考:美容師が選ぶおすすめUVクリームと正しい紫外線対策

熱で髪の毛の色が変わる

ヘアアイロンやドライヤーでの熱でも髪の毛の色が変化します。

髪の毛はタンパク質でできています。

パン、卵、お肉もタンパク質でできていますが熱を与えるとこんがり焼けて最終的には炭になりますよね?

髪の毛も同じです、ドライヤーやヘアアイロンの熱で『炭化』と言う現象が起きどんどん髪の毛が炭になります。

炭化した髪の毛は木の炭と同じように黒く灰色に変化していくのでカラーリングしてもブラウンっぽい色にしかなりません。

参考:ドライヤーの温度と熱によるダメージのケア方法

まとめ

酸性のシャンプーとかアミノ酸系のシャンプーでもヘアカラーの退色はあまり変わりません。

逆にそんなことを気にして選んだシャンプーが間違っている場合もあります。

一番は髪質と悩みに合ったシャンプーを使用する事が最も大切です。

また、カラーリング後の髪の毛はとても敏感なので普段使用しているシャンプーとは別に1週間だけヘアカラー後専用のシャンプーを使う事がおすすめです。

たった1週間だけでも少し高いシャンプーを使用すると髪の毛は綺麗になります。しかも1週間だけと決めればシャンプーを1本買っても数か月は持つので専用にシャンプーを買っておきましょう。

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