こんにちは村瀬です。
皆様はスタイリング剤は何を使用されていますか?
多くの方がワックスを使用していると思いますがワックスの使い方って意外と使い方を知らない方が多いと思います。
今回はヘアワックスの使い(付け方とスタイリング方法をレクチャーしていきます。
まず、ワックスでスタイリングする際にはドライヤーを使ってスタイリングしやすいベースを作っておくことがボリュームの出し方やドライヤーの使い方を覚えておくとよりスタイリングがしやすくなります。
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ワックスの種類と特徴
ヘアワックスってたくさん種類があって何を選んだらよいのかわかりませんよね。ヘアワックスは主にクリーム系・ファイバー系・マット系に分かれております。
写真のワックスのようにワックスはどれを見ても同じ物に見えますが今回は大きく分けて2種類のワックスを並べました。
ヘアワックスの種類と解説
写真のワックスを簡単にグループ分けするとこのような分類に分けられます。今回の写真でいうとファイバー系のワックスとクリーム系のワックスに分かれます。
クリーム系・ファイバー系っていってもこの他にもいろいろな種類がありますが今回はざっくり説明します。
ファイバー系のワックス
ファイバー系のワックスの特徴は手に取った時に糸を引くような感じのワックスです。
ファイバーワックスといっても繊維成分を配合したワックスなの繊維が入っていればファイバーワックスと言われたりしますが私達美容師はどちらかと言うと糸を引くような粘りのあるワックスをファイバー系と言っております。
ファイバー系のワックスの特徴はスタイリングした時の質感が軽くふんわりとした仕上がりになります。
クリーム系のワックス
クリーム系のワックスでもファイバーは入っていたりしますが基本的に私たち美容師はワックスがクリームみたいな質感のものをクリーム系のワックスと言っております。
クリーム系のワックスの特徴は油分が多く髪の毛のボリュームをダウンしてくれたり、髪の毛になじみが良くセット力が強いという特徴があります。
クリーム系のワックスはヘアケアできる成分や水分が多い為質感が少し重くなる傾向にあります。
ファイバー系・クリーム系のワックスの違いはざっくりいってこんな感じです。
その他にもマット系のワックスなどありますが使い方は同じなので説明は省きます。
メモ
- ファイバー系のワックスは糸を引く感じのワックスで軽い仕上がりになる
- クリーム系のワックスはクリーム状で重めの質感になる
ヘアワックスのスタイリングの仕方
ワックスの基本的な付け方は某化粧品会社が凄くいいCMを作ってくれました。実はこのCMこそが正しいワックスの付け方とスタイリング方法です。
ワックスを使ったスタイリング方法がたくさんあるのですがまずは基本的に髪の毛全体にワックスがなじまないとスタイリングがうまくできません。
ですから『ぐしゃぐしゃ』ってワックスを髪の毛につけるところがかなり重要です。
では、ワックスの正しいスタイリング方法を説明していきます。
ヘアワックスの付け方
まず、適量ワックスを手に取ります。
今回はファイバー系のワックスでスタイリングしていきますので写真のようにワックスを手に取ります。
スタイリングで失敗しないコツはワックスをいきなり多くの量を取りすぎない事です、ワックス初心者の方は大豆一個分ぐらいの量はを手に取ります。
上級者の方はもう自分の作りたいスタイルの量がわかっていると思いますので普段使っている適量を取ってください。
ヘアワックスを伸ばす
次にワックスを手の平で伸ばしていきます。
伸ばしていく時はワックスをハンドクリームのように手にまんべんなく伸ばしていきます。
写真のような状態はワックスの伸ばしが足りません透明になるまでなじませましょう。
ヘアワックスを髪の毛に付ける
写真のようにワックスが見えなくなるまで手になじませれば準備OKです。
準備ができましたら髪の毛にワックスを付けていきましょう。
ぐしゃぐしゃぐしゃ~ |
ワックスの付け方は大胆にシャンプーをする感じで付けていきましょう。
ポイント1・ワックスを付けるのは根本が基本
ワックスを付けるときは髪の毛の根本に付けるように意識して髪の毛全体に付けていきます。ポイントは下から上に向かって髪の毛を逆立てるようにワックスを髪の毛になじませていきます。
この時、地肌には付けないように注意してください。
ポイント2・ワックスは数回分けて付ける
ワックスを髪の毛になじませていくとスタイリングしやすいベースができてきます。
この時にワックスの量が足りないとスタイリングしにくいので髪の毛がある程度逆立つぐらいにワックスを付けていきます。
スタイリングしにくいと感じたら最初に付けた量の半分を手に取り同じように髪の毛になじませていきましょう。
それでも足りないと感じたら3回目は2回目の半分の量を取り髪の毛になじませていきましょう。
2回~3回繰り返せば十分です。
スタイリングの仕方
髪の毛全体にワックスがしっかりなじむと髪の毛の自由度が上がりスタイリングしやすくなります、写真のように髪の毛が逆立つようになります。
このようになったらワックスのなじませは完了です、後は自分の作りたいイメージにスタイリングしていきます。
立ち上がらない場合はワックスを少量とり付け直しましょう。
スタイリングは猫の手で
猫の手 | 猫の手 |
スタイリングするポイントは猫の手で行います、猫の手は手櫛を通すようなイメージで軽く手をまげてスタイリングします。
猫の手で何度も手櫛を通すように自分の作りたいイメージになるまで何度も作りなおします。
この時に上から手を通していきますので徐々にボリュームがなくなってきます。もし、ボリュームがなくなってしまったらまた立ち上げるようにぐしゃぐしゃと作り直しをします。
ここで注意してほしいのは写真のように手で上から抑えるやり方はNGです。うまくスタイリングできませんのでやらないでください。
うまくスタイリングできない場合
ここまでの段階でなかなか思ったイメージに仕上がらない場合、写真のようにスタイリンはできたけどなんだかボリュームも出ないし空気感も足りない場合はワックスの量が足りない無いので再度ワックスを付け直しま『ぐしゃぐしゃ』からやり直ししてください。
最後に毛先のスタイリング
前髪をつまんで毛束間をだしてる |
最後に毛先の毛束感の作りこみです、毛先の毛束感を出すには髪の毛を指でつかみまとめます。
この時にワックスを毛先に付けてしまうと『ベタベタ』な仕上がりになるので注意してください。もしワックスが足りない場合や髪質でまとまりにくいなどの場合はハードスプレーなどを使い毛束間を出しましょう。
ここまでの工程でワックスが十分な場合はこれ以上ワックスを付けるとべたついたスタイルに仕上がってしまうので注意してください。
参考スタイリングした髪の毛を1日キープするのにおすすめのハードスプレー
ヘアワックス使い方スタイリングの仕方・まとめ
ビフォア | アフター |
ワックスは慣れれば30秒ぐらいでスタイリングできるのでとても良いスタイリング剤です。
この後はスタイリングした後にハードスプレーでスタイルをキープしても良いですし、もっとこだわりたい方はハードジェルと混ぜてスタイリングすればウエットな質感を出すことができますのでいろいろなスタイリング剤を試してみてはいかがでしょうか?